現在の仕事についた経緯

50歳にて公務員を辞め、「夢」であった教職の道を改めて目指す予定でしたが、創業者である父から事業をたたむ話を聞かされたことで一転し、「事業承継」に舵を切りました。
何不自由なくここまで成長できたのは、この会社があるからで、自分の「夢」の実現よりもこの「会社の発展」「社員の幸せ向上」を優先することを決意しました。

仕事へのこだわり

公務員退職後、入社した現会社では一貫して「一族経営をすべきではない。」と考えています。28年間も公務員の経験を要してはいるものの現会社での経験は「0」です。まずは、次の社長を育てることを念頭に全社員への成長にこだわっています。
「会社は社員のもの(居場所)」であって、社長が社員に「命令、指示」を出し実行させるべき場所ではないと考えています。社員の自主性を伸ばし、意見を吸い上げ、自分達の会社を自分達で創り上げることを大事にしています。
また、努力した成果は必ず「給料」に反映させます。何年働いても据え置きの会社は多く、離職が必ず起こります。年功序列などはなく、やる気を行動に移せる社員が評価される社員間評価(考課)を採用しています。
私の様な公務員経験者ができるとしたら、「100%経営特化」です。何故ならば、中小企業向けに用意されている数多くの「補助金」「助成金」を得るために必要な「読み解く力」があるからです。よって、「現場」は社員、「経営」は社長…その両輪が同じ方向へ同じスピード、パワーを出せる企業が今後伸びる企業、残る企業だと確信しています。
その結果が就任2年で既に出ており、コロナ禍だったにも関わらず過去最高益を記録しました。

若者へのメッセージ

世の中には多くの知らない事、物、場所、そしてまだ出会っていない人が存在します。
自身の命が尽きるまでにどのくらい達成できるのか。
自分が自分を信じ、力にして進まなければあっという間に人生は終わります。
「仕事」も大切ですが「仕事」はいつでもできます。
その前にやっておきたいことがあるのであれば、躊躇せず、周囲と歩調を合わせず、自分の方向とスピードで前進した方が納得いく人生を構築できると思います。
まずは、色んな事、世界を知ることをお勧めします。