現在の仕事についた経緯
子供のころに経営者であった父の会社が倒れて自己破産し、生活が一変しました。お金を使えないことで友達から遊びに誘われなくなったり、文化祭でお金を払うことに躊躇してクラスで孤立したり…。受験勉強もできずに行った大学では学費と生活費を稼ぐのに必死で、あまり遊んだ記憶がありませんでした。
その経験から金融の世界に入りましたが、お客さまは金融機関等から商品の提案を受けることは多くても、資産の組立を最適化する相談ができる先は少ないのが現状であると考えました。
お金の心配がない状態で人生や事業の選択を思い通りにできるよう、金融業態を網羅した立場で「資産設計」のお手伝いをしたいと思い、起業しました。
仕事へのこだわり
「資産設計」という観点でクライアントと接していますが、資産は「手段」であり「目的」ではないことを必ずお伝えします。そのため個人のお客さまであれば、自分がその家族の一員になったつもりで、法人のお客さまであれば自分がその会社の社員になったつもりで、人生や事業の方向性を共有して、その目標達成の後押しになるようにソリューションを提案します。
そのため、例えば世の中に存在する資産運用の手段のうち「一番儲かるのが何か」という発想では資産設計を考えません。そして自分が子供のころから社会人として駆け出しのころまでのお金に苦労した経験をふまえて、経済的な「安心」を「自信」につなげ、思い通りに人生や事業をデザインできるようにするのが私の仕事ですので、資産以外にも様々なご相談を受けて、できることは最大限お手伝いをしています。
何かに迷ったときに「吉田に相談しよう」と思ってもらえる存在でありたいと考えています。「何かあっても資産状況が後ろ盾になってくれるし、吉田がいるからやりたいことに挑戦してみよう」と思ってもらえるのが喜びです。
若者へのメッセージ
昔と比べれば、どんな情報でも簡単に得られる時代になっていると思いますが、経験からの学びはやはり貴重です。「上手くやること」よりも「そこから何を学ぶのか」という考え方で、失敗を繰り返しながら「失敗は成功の準備」という気持ちで、生涯にわたって成長を続けていく意識が大切だと考えています。
自分の人生は自分の力でこそ切り拓かれていくものですので、社会の仕組みの中で流されていないか内省しつつ、自分のやりたいことに本気で取り組み、苦難を成長のきっかけとして喜び、楽しみながら成長していって欲しいと思います。