現在の仕事についた経緯
学生時代より漠然と起業したい思いがあり、商売のいろはを学ぶために商社に入社しました。
商社の仕事では、「今までの人生でこんなに上手くいかなかったことはない」というほどに大きな壁にぶちあたり、常習化した残業や接待で家と会社の往復の毎日。そんな最中に、「認知科学(脳科学)モデル・コーチング」に出会い、僕の人生を大きく変えました。
自身の劇的なマインドセットの変化と、それに伴うパフォーマンスの変化を体感し、さらに職場での素晴らしいリーダーとの出会いも重なり、どんどん仕事が楽しくなりました。
自分も世の中にコーチングを提供し、楽しく仕事をする大人たちを一人でも多く、それをみて「早く大人になりたい!」と将来に希望を持つ子どもたち、そんな世界をあたりまえにするべく独立・起業を決意しました。
仕事へのこだわり
【誰かのために、より良く】
私の父は生前板金塗装業を営み、晩年は塗装技術者として黄綬褒章を頂くような仕事人間でした。経営もこなしながら、クライアントが求める品質や納期のために塗装技術者として仕事に向き合い、ときには朝から夜中まで塗装現場に入ることも頻繁にありました。
さらに、土日は将来の技能者を育てるための研修に無償で入り、塗装技能大会のサポートもするなど、本当に仕事に打ち込んでいました。
そのモチベーションの源泉は、仕事を通して、「誰かのためにより良い世の中を創る」という哲学だったように思います。私も一生をかけてそのプロフェッショナルな姿を追い続けて、世の中に良いインパクトを与える仕事を成し遂げたいと常々考えています。
【仕事とビジネスは同義ではない】
「お金で服は作れない、野菜はならない、家は建たない」え?と思った方は要注意です。
現在の金融資本主義を土台とする世界経済では、サービスへの対価としてお金を支払います。
しかし、この当たり前に慣れきった状況では、「そのサービス(機能)を提供してくれる人」そのものの重要性を見落としがちです。
建材を作る人がいて、それを運ぶ人がいて、現場で組み立てる人がいてはじめて家が建ちます。
提供したサービス(機能)にお金という対価が発生している構造が「ビジネス」ですが、一方で、ビジネスではない仕事もたくさん存在します。
家族のために行う家事や育児などは最たる例で、とても素晴らしい機能を提供していますよね。
現在の世の中では、「お金の多寡」=「価値」と捉えられている風潮がありますが、これは必ずしも正しくはありません。
ぜひ、自分の仕事が生み出している機能(=本当の価値)そのものにフォーカスし、自身の素晴らしさを認識すべきです。
僕も「仕事は、他の人の役に立つもの」という原点を常に忘れずに、世の中にどれだけ価値のあるインパクトを与えられるかを大事にし続け、体現していきたいと思います。
若者へのメッセージ
【枠組みを疑い、超えていく】
私たちが提供する認知科学モデルコーチングは、一般に言われる傾聴や話し方といったコミュニケーション術などの小手先のテクニックではなく、「世界の認識を一瞬で変える」アプローチです。
私たち人間は、意識・無意識どちらにおいても、過去の経験や知識に依存して、現状を維持するように生きています。
自分の実際の能力や素晴らしい未来が見えないようなブラインドがかかっているのです。
セミナーやセッションを受けていただくとわかりますが、クライアントさんの殆どがその事実を「理解・体感」したときに驚愕します。
時に今までの時間を無駄に過ごしたことに絶望します。もし少しでも気になったら私たちに声をかけてください、大きな気づきを提供します。
自分の枠組みを超えるために、
①自分には無い視点を持つ人に会う、②さまざまなジャンルの本を読む、③思考の枠組みをたくさん持つ(できれば脳科学を学んでほしいです)
に日々取り組んでみてください。気がつくと日常が大きく変わっているはずです。
【自分で、未来を、選択する】
今の仕事は楽しいですか?今の仕事に情熱を注げていますか?もし答えが「No」だったら、少し立ち止まってみてください。
人生100年時代と言われていますが、すぐに150年の時代が到来するでしょう。
長い目で、自分の人生をどうしていきたいかを見つめ直し、「未来を選択」してください。
そして本当に自分がやりたいことをみつけてください。あなたが望む人生を歩むために、はじめるのが遅すぎるということはありません。
さぁ、行動しましょう。