現在の仕事についた経緯
幼少期からキラキラしたものが好きでした。ホステスという仕事柄、ママさんたちやお姉さんたちが煌びやかな物を身にまとっている美しい姿を見てきました。
病気になり、「このままこの仕事を続けることはできない。自分には何ができるのか。」と考えた際に、宝石しかない!と思ったことがこの仕事に就いたきっかけです。
ジュエラーになると決めてからは、今まで培ってきた約10年間の全てを捨て、夢のために東京行きの新幹線に乗りました。ワンルームに住むことも社会人経験も初めてで、それに並行して学校に通うというハードスケジュールが待っていました。
今までの自分であれば3ヶ月も持たずに挫折してしまうことが分かっていたからこそ、新幹線の中で強く覚悟を決めました。その覚悟を自分の軸として持ち続けていたので、辛い時も寂しい時も、苦しくてどうしていいか分からない時もぶれることはありませんでした。
ジュエラーとして、まず何か作ってみようと、業者さんのところに飛び込みで行ったのですが、門前払いされてしまいました。それがとても悔しく、誰も持っていない世界で通用する資格がないのかを調べ、英国宝石学協会(Gem-A)というイギリスの宝石学教育機関の世界最難関であるFGAという宝石鑑別資格を見つけて、絶対に取ると心に決めました。苦しかったですが、諦めようと思ったことは1度もありませんでした。
仕事へのこだわり
宝石業界のトップを担う存在になることが、無名の私をジュエラーにしてくださったお客様への恩返しだと考えています。
私がお客様の立場になって考えた時に、購入先のジュエラーさんが有名になってくれたら嬉しいですし、業界を担うような存在になったら、その方から購入した宝石は間違いなかった。と安心感や信頼を持ってもらうことができると思います。
お客様に対して感謝の気持ちがとても大きく、ご購入してくださったお客様からありがとうというお言葉をいただいた時は本当に涙が出る程嬉しいです。お客様の想像するジュエリー以上の価値を提供すれば、感謝の言葉をいただくことができる。ジュエラーでいることができるこの日々に感謝しています。
今後の展望
日本の宝石業界のトップに君臨することが今後の目標です。 時代は変化していくので、snsでの情報発信やAIに順応していかなければなりません。その部分はオールドマーケティングな業界なので、私が先陣を切って発信していきたいです。
そしてジュエラーさん1人1人のレベルを上げたいとも考えています。知識がないのに宝石販売をする方が多く、トラブルが生まれてしまっているので改善していきたいと思っています。
宝石からはお金に変えられないものを頂くことができます。宝石は代々受け継がれていくものであり、未来にも繋がっていく素敵なものです。
私は宝石を通して幸せを届けたいですし、受け取った皆さんがそれぞれ幸せを築きあげてほしいとも思っています。
また、私のカッコイイと思う女性像は誰よりも中身がおじさんな人です。女性に生まれて起業家になると、やはり男性から甘く見られてしまいます。だから男に負けないくらいの男でないと、負けます。
男よりも男らしい中身を持った女性になるのが私の憧れです。まだまだ未熟ですが、誰よりも貪欲におじさんに向かって走っていかないと、この業界でてっぺんにはなれません。日々挑戦、日々勉強、日々進化です。当たり前は当たり前で終わらすな。私の中で進化しないことは、衰退と一緒です。
若者へのメッセージ
私には好きなセリフがあります。「やりたい人100人。やる人10人、やり続けられる人1人。」
やり続けられる人が最後に夢を掴むことができます。だから、私もまだ夢を追いかけ続け、やり続けている途中です。
皆さんも一緒に夢を掴むために、やり続けられるよう一緒に頑張りましょう。