現在の仕事についた経緯

ピアノの先生の勧めで、リトミックの講師になれるように専門学校に進学しました。
それからリトミックの卒業生に細々とピアノのレッスンを出張でしていたところ、人数が増え、同じ志でレッスンできる先生達と出会い、たくさんの生徒さんにレッスンをするようになりました。
自分が母子家庭で育ったこともあり、ボランティアで母子家庭のお家でのピアノレッスンもしています。

仕事へのこだわり

レッスンで生徒さんのお母さんたちと喋っていたところ、とにかく色々な相談を受けるようになりました。
結婚もしていないし子供もいない当時20代そこそこの私に、子供のことや旦那さんのことなどを相談してくれるお母さんたちの気持ちになんとか応えたいという一心で、子供の発達のこと、心理のことなど、とにかくたくさん勉強して、常に本を読んでいました。
その結果、“自分が何故今の悩みを抱えてるのか”といった自分の問題に向き合うようになり、自分が育った過程に大きな問題があったことに気づきました。
そこからは私と関わる生徒さんやそのお母さんが、私や私の母親のように遠回りをしなくても笑顔で過ごせるように、学校では教えてくれない心の扱い方を優先しています。
子供達にピアノを教える過程で、上達ばかりを優先して心を弱らせないように、子供達が自分を好きでいて、自分の心を大切にできるようにレッスンをしています。

若者へのメッセージ

やりたいことを探すことも大切ですが、与えられたものや目の前のことを深掘りすると何かが見つかります!
望んだ学校には入れなかった、望んだ職に就けなかった、これらは叶わなくてよかった!(あの時叶っていたら、この仕事やこの出会いはなかったんだ!!)ということに必ずなります。
夢への情熱やときめきはもちろん大切ですが、そんなものがなくても自分に起こった不都合なこと、ウィークポイントが大きな燃料になるかもしれません。人生の伏線を最後に回収することができたら、とても素敵な物語の主人公になれますよ!