現在の仕事についた経緯
20年勤めた前職は、新築分譲マンションを供給する上場デベロッパーでした。
会社上場も経験することが出来、その後会社組織も安定したため、「次の仕事は前とは違う形で誰かの役に立つ仕事を」と考え起業しました。
不動産事業に携わってきた中で、住まいや投資用不動産の購入は、高額で非常に重要な決断であるのに、何がお買い得で何が高いのか、専門の業者に聞かなければわかりにくい、場合によっては危ない投資になるということを実感していました。
また、仕事漬けの20年が過ぎていく中で、女性単身での漠然とした将来の不安も感じてきました。
そこでこれからは、自分が学んできた不動産事業の知見を、住まい選びや不動産投資(マンションやアパート投資)、相続対策のために、同じ境遇の女性たちにお伝えし、安全な不動産を資産の一つとして所有・運用していただくことを最後の生業にしようと思いました。
今はバリバリに仕事をしているけど将来に対して漠然とした不安を抱えている女性に、また、近い将来必ず訪れる相続を誰に相談してよいか分からず不安に思われている女性に、少しでも自分の知見がお役に立てるのであれば幸いです。
仕事へのこだわり
この人に頼んでよかったと思われるような仕事をしたいといつも思っています。
仕事をやり遂げるために、波風が立とうと気にしないB型人間です。そのため、周りからは疎まれることもあるのだと思いますが、希望した結果が出ること、依頼主が喜ぶこと、これが私にとっては一番大事です。
好きな言葉は自由、好きなことは、皆の役に立つものを作ることです。
1989年に大学を卒業し、東京に出てきてリクルートという自由な社風の会社に入り、のびのびと仕事を覚えさせていただきました。
その後、1994年にゴールドクレストという出来たばかりのデベロッパーに転職し、2000年に東証一部上場を果たすまでは、夢中で「住みやすいマンションとは何か」に悩み、マンションの間取りを何度も書き直し、工事現場で打ち合わせをして、出来上がったマンションを見て反省したり喜んだりしました。また、どんどん会社を大きくすることが楽しくもありました。
周りから見ると、あんなに働いて大丈夫?なのですが、これも“自由”の一つです。
2000年に上場して取締役になると、あまり現場の仕事ができなくなったので、今度は会社のルールを作ったり、品質の規定を作ったり、営業のマニュアルを作ったりしていました。社員が働きやすいように、自分も働きやすいようにどうすればよいかを考えるのが楽しかったです。
2012年に株式会社ゴールドクレストを退職し、新しい会社を作っても基本は変わりません。ただ、今度はクライアントのために働くので相手の顔がよりはっきり見えます。せっかく働くのであれば、私のように一人で働いている女性の方々の役に立ちたいと思いましたので、女性専科の不動産コンサルの会社を作りました。
これからも、当時の私のような働く女性が将来の不安を感じることなく仕事に邁進できるように、彼女たちの心の負担を少しでも軽くできるような資産形成のお手伝いをしていこうと思っています。
若者へのメッセージ
自分の感覚・感性を大切にしてほしいです。
最初からやりたいことがはっきりしている人ばかりではないと思います。一概には言えませんが、ぼんやりでも何かやっている中で、自分の好きなこと、嫌なこと、苦手なことなどを自覚すること。その先にやりたいこと、やるべきこと、これだけはやりたくないことなどが見えてくると思います。目標は何度変えても構わないですし、大きな目標がなくても構わないと思います。
今の自分そして将来の自分が、「好きな自分」でいられること、そして「昨日より今日の自分が進歩している」と感じられると良いですね。