人生の伴侶になるテクノロジーとの出会い

私が中学生の頃、当時では珍しいパソコンが友達の家にありました。そして、友人が作ったプログラム通りパソコン上でドットが動くのを目の当たりにし、私は感銘を受けたのです。高校生になると同好会を作り、プログラミング言語を学ぶようになりました。インターネットはまだ一般的ではなかったものの、だからこそ使いこなせると自分の強みになるという考えもありました。そのため、自分が学んできたコンピュータやシステムに関する仕事をしたいと思うようになったのです。仕事を探す中で、音声認識の開発に取り組んでいる会社を見つけました。その頃、音声認識の技術を扱う会社はあまり世の中になく、事業内容も面白そうだと思ったのでそちらの会社に就職しました。

視点の転換で紡いだビジネスチャンス

数年の中でエンジニアと営業の経験を積んだ後、次の異動先となったのは新規事業を立ち上げる部署。当時としては先進的なクラウドサービスを提供しているアメリカの会社があり、アライアンスを結ぶか否かを検討している最中でした。社内では消極的な見方が強く、最終的にアライアンスの辞退を伝えるために私はアメリカへ出張に行くことになりました。すると、先方の社長や技術者から伝えられたプロダクトの活用方法に私は衝撃を受け、日本でも面白いビジネスになるのではないかと思うようになったのです。そこで、日本での新しいビジネスモデルとして会社に提案したのですが、経営陣からは否定的な意見が多数。とにかく悔しかったので、絶対に成功させようという想いで事業を立ち上げたのです。黒字化のため、事業を成立させていくため、できることは全てチャレンジしてきました。

新たな発見を促すコミュニケーション

当社はデジタルサイネージを活用したい企業様に対して、基盤の提供から活用までワンストップで支援を行っています。企業様の課題に一緒に取り組み、エスコートをするパートナー。当社のイメージを一言で表すとそのようになります。サイネージは多様化したコミュニケーション手段の一つ。例えば100人が見て、100人に届くメッセージを出すのは現実的ではありません。しかし、100人の内の何割かの人が目にした時に、新たな気づきを得てもらえれば良いのです。これこそ我々の望む世界なんじゃないかと思います。