現在の仕事についた経緯
新卒時代から30代までは、それまでに培った知識や経験を活かせる環境で、かつ大手のような制限のかかる会社ではなくチャレンジできる環境に身を置きたいと思っておりました。
前職のKDDIに勤めていた際に、当時のシンフォニード役員から手伝って欲しいと何度もお誘いをいただき、力になれることがあればと現職へ入社しました。
当初は私からのお願いもあり、役職ではなく一社員として入社しましたが、仲間にも恵まれ、結果を出し、会社の改革提案をしていく中で、入社1年半という短い時間で社長というポジションを任せていただけるようになりました。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは、「単純・素直・即実行」を心掛け、常に「人に寄り添うこと」を意識することです。
「単純」
単純については誤解されやすいのですが、考えないということではありません。どうしても人は物事を複雑に考えてしまいがちですが、大事なことはシンプルなことが多く、人にも共感されやすいと思っています。よって、物事をシンプルに考えていくという意味で単純です。
「素直」
仕事をする上で、全てのアドバイスを素直に聞くことは重要ではありません。しかし、上手くいっている人を素直に真似するプライドの低さは必要だと考えています。個人の特徴や自分らしさは上手くいったその先で、自分自身で作るものなので、まずは素直に、という意味を込めています。
「即実行」
こちらはそのままの意味で、明日からではなく今日からです。
決めたことに取り掛かるなら、今が一番熱量が高く早く結果までたどり着きます。それを繰り越すことのないようにと思っています。
「人に寄り添うこと」
一人でできる仕事は多くありません。誰かにサポートしてもらうことばかりです。顧客だけでなく、社内ももちろん大切で、自分も他人も成長できる環境を作るには、相手の感情や状況を正しく理解する必要があります。
「単純・素直・即実行」と「人に寄り添うこと」の2つの要素は特別なことではなく、誰が聞いても当たり前のことです。ですが、それをやり続けるのは本当に難しく、当たり前のことが一番難しいことなんだと再確認しています。
それでも、大切なことだから忘れないようにし、そういう自分自身への戒めとしても大事にしています。
若者へのメッセージ
現代は情報に溢れており、欲しい情報はすぐに手に入る非常に恵まれた環境です。
しかし、情報が多すぎることで悩みが増えたり、ストレスを抱えたり、生きづらい環境であることも確かです。
若い方は、情報に踊らされず、周りと比べることよりも自分がどうしたいかにフォーカスを当てて欲しいと思っています。
社会に出て間もないのなら、少し先でも良いので、どうなりたいのかという「キャリアプラン」を描き、自分だけの「なりたい姿」を明確にすることが重要です。
綺麗ごとに聞こえるかと思いますが、仕事は単なる収入源ではなく、自己実現の場だと捉えて欲しいです。あなたはどんなプロフェッショナルになりたいですか。そのために必要なスキルや経験は何ですか。一度立ち止まって考えてみることも大事です。
そしてありふれた言葉ですが、失敗を恐れず、新しいことに挑戦し、周囲の人々と協力し合いながら成長していくことです。それが、なりたい姿に最も早くたどり着ける方法だと思います。もちろん、時には壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、諦めずに、ちょっとずつで良いので前に進んでいけば、少なくとも昨日の自分よりは成長しているはずです。