現在の仕事についた経緯

私がカウンセラーになったのは、かつて自分自身が夫婦関係で悩み、様々な先生のカウンセリングを受けたことがきっかけでした。そこから心理の学びにも入り、自身の心の回復を体感してきました。
その後、本格的にカウンセラーとしての道へ進み、現在も研鑽を続けております。私の場合、ケンカばかりの両親のもと、いつも怯えながら子供時代を過ごし、そんな親を好きになれず、親の愛情を知らないまま育ってきた、という背景が夫婦関係にも影響を及ぼしていたことに気づき、カウンセリングを続けることで心の回復を実感しました。原因を知ること、自分を知ることで自分が変われることを体感したため、現在の仕事につきました。

仕事へのこだわり

「負の出来事には絶対ギフトが入っている」これはわたしのカウンセリングの師匠から教えられたことです。10年も前になりますが、渦中苦しかった頃の当時は、その意味もよく分かりませんでしたし、受け入れられませんでした。
何かにぶち当たったとき、理不尽なことが起きたとき、被害者であるとき、とっても苦しい状況に陥るかと思います。経験者であれば、その気持ちも分かるかと思います。そして相談できない、ましては友だちになんて言えない。そんな状況にもなるのではないでしょうか?
だからこそのプロである第三者のカウンセラーが必要だと、自分が実感してきました。

よく、出来事には意味があると言われています。ただし、そうは言ってもすぐ受け入れられないのが当たり前であり、それが正直なところだと思います。もちろん、私もそうでした。被害者であることで相手を責めます。それが普通なのです。また、それがなぜ起きたのかと、その原因も追究したくなるのも人間だからこそなのです。本当に苦しいときには答えが欲しくなるものです。解決の糸口は、捉え方、考え方が自分の枠を超えることですが、それは一人では限界があります。そのため、カウンセリングの重要性を感じてきました。

出来事の裏には、その人にとってのギフトが必ずあります。被害者のままでおらず、その意味を見い出せるまで、その人にはその人なりの時間が必要であり、その為にグイグイ引っ張らないことが大事です。例えば、足を骨折したとき杖が必要になりますよね?一人でスッと立てないものです。
カウンセラーはその方の「杖」となりサポートする立ち位置でいることを常に忘れずにをモットーに(これも師匠からの教えです)自分の足で立てるまでのサポートをすることがお役目だと思っております。
たくさんのカウンセラーの中から私を選んでくださった、一期一会の出会いを大切にしてカウンセリング活動をしております。

若者へのメッセージ

現在、大学で学生とキャリアカウンセリングを通して常にお話ししております。本当に有難い経験をさせていただいていると思っております。自己分析や面接練習、ES添削などで個人とより深いお話しをすることも多く、真剣に自身と向き合っている姿を間近で見ているので、頑張ってる姿をより感じております。

その一方でリアルな悩みをお聞きします。その中で家族関係のことが一番多くあります。家族のことは誰にも言えず抱えてしまうのではないでしょうか?そんなときにはぜひカウンセラーに頼ってください。

若者と言われる年代は価値観の視野も狭く、判断することに迷いも生じることも多くあるかと思います。
その中で、自分がしたいことではなく、親のために選んでいることも多くあるのではないでしょうか?もし迷ったときは「誰の人生なんだっけ?」と自分に問いかけてみてください。その正直な気持ちを感じることで自分の視野も広がりますし、自分の人生の選択をしていく大きなきっかけになっていくかと思います。
失敗は成功の元と言われるのは、失敗が経験となり糧になるからであり、知ったことになるからです。恐れずに、たくさんチャレンジしていってくださいね。応援しています。