現在の仕事についた経緯

学生時代に愛読していたファッション誌の影響で、当時流行っていたスニーカーやアメリカの古着に魅力を感じるようになり、服飾の専門学校に進学しました。
元々は古着屋を開業したいと考えていたのですが、専門学校時代、東京で刺激的なカルチャーに触れたり、より専門的な知識を学んだりするうちに、“一からのモノ作り”に興味を持つようになり、現在のアパレルメーカーという職業に携わることになりました。

仕事へのこだわり

新人時代、社内外で様々な業務に興味を持ち、自立して業務をこなせるようになりたいと強く思い、積極的な姿勢で臨んでいました。(学生時代に学んだ内容よりも実務はより楽しくやりがいを感じ、積極的に活動をしていました。)
以前在籍していた会社では自分からやりたいと手を挙げることに対して前向きに経験をさせてもらえ、入社後間もなく、アメリカやヨーロッパ等に世界のファッション事情を学びに行くことができました。そして、自分が考えた企画を落とし込むため、生産工場である中国にも度々出向しました。現場では、現地スタッフとカルチャーの違いに直面し難しい問題もありましたが、一緒にモノ作りに関わり続けることで、現在の自社での生産背景の強化につなげることができています。
新品を古着に見えるような加工を施すという要望に対し、私が理想とするイメージと現地スタッフが考えている着地点がなかなか噛み合わないことがありましたが、実際に現場で直接説明し、サンプルを確認しながら理想的なイメージを共有し続けました。私が理想と思っていることをどうやって共有するかが最も重要なことだと感じながら日々奮闘しております。
得意先様にも、お互いが納得した商品になるよう、面白いと思っていただけるアイディアや納得していただけるアパレルの知見を提供し、長年愛される商品作りを続けていきたいと思います。

若者へのメッセージ

日々の業務に対して、“やらされている意識”から“やってみようの意識”に変え、自ら考え、意欲的に物事を進め続けていると、自分の力や自信につながりますので、日々意識しながら行動することをオススメします。日々の積み重ねによって、将来の自分の成長に大きな差が出てきます。
デジタル社会が進み、便利な世の中になっていますが、こんな時代だからこそ関わりあるすべての人に対して感謝の気持ちを忘れず、人と人とのつながりを大切にしながら誠実に過ごしていると、いざという時きっと助けになってくれると思います。