現在の仕事についた経緯
高校1年生の頃、美術の先生に美術部へ誘っていただき、毎日油絵を描くようになりました。その後、高校3年生で美術部の部長になり、美術系の大学への進学を決め、京都の短大で日本画を学びました。短大の女子寮で同世代の友人達との新生活がスタートし、学校での美術史、デッザン、日本絵画の実習など、毎日が楽しく充実していて、いま思い出しても幸せな時間でした。
短大のヨーロッパ演習で、フランス、イタリア、ドイツの主な美術館や教会、画家の生家、オペラ座などを訪れましたが、至る所にステンドグラスが入っておりました。クリスマスに訪れたバチカン市国のサンピエトロ寺院で見た光景や、パリのノートルダム大聖堂で見たステンドグラスに魅せられました。
ステンドグラスの素晴らしさが忘れられず、勉強を始め、その後サンドブラストやキルンワークも学び、デザインから制作までを行い、他にはないような作品を手がけるようになりました。
仕事へのこだわり
空間での調和を大切にし、本物にこだわり、手間を掛け、昔ながらの工法で制作しています。
それだけではなく、デザインや分野(お寺や和の空間)に新しい試みを生み出し、常に進化し続けていきたいという想いを持って取り組んでいます。
若者へのメッセージ
好きなことを続け、追い求めていると、それが仕事になる!
私は、好きなことを追求し続け、仕事に出来ているので、輸入ガラスの買い付けの際もずっと見ていたいくらい楽しいですし、制作中は時間も忘れて没頭してしまいます。
そうして出来上がった作品がお客様に喜んでいただけたときには、「本当に頑張って良かった!!」と、嬉しさで疲れも吹っ飛んでしまいます。
皆さんも、そんな幸せな仕事人生が必ず待っていると確信し、好きな人、好きなこと、好きな物を大切に追い続けて欲しいと思います。