現在の仕事についた経緯
わらしべ長者のような経緯です。第一生命で営業のイロハ、社会人としてのマナー、達成する精神力を徹底的に学びました。その経験が、今の私の支えとなっております。
その後、転職を繰り返すのですが、日商ハーモニー(現シノケンハーモニー)でソニー生命の法人代理店の仕事に就き、NTTコミュニケーションで通信のイロハと法人営業を学び、古河機械金属で今のボス、東京大学名誉教授の小林寛道先生と出会います。
リーマンショックで会社が事業を手放すことになったことを報告に行ったら、一緒に十坪ジムをやらないか?と声をかけていただき、十坪ジム事業に携わることに。その後に事業継承を受け、今に至ります。
仕事へのこだわり
小学校6年生から剣道を始めたのですが、剣道にハマってしまい、日本一になりたいと思うようになりました。やるとなったらとことんやりたい性格なので、隣の県の高校に剣道留学し、週7日のうち13回稽古する環境で稽古に明け暮れ、お陰様で高校で日本一になることができました。
叔母の影響で、体育教師になりたいと思っていたので東海大学に進学。そこでも運良く日本一になることができました。しかし様々なことがあり、教員の夢を断念することになりました。
大学では身体のことを学んでおり、病気や怪我のことも勉強していたため、それが即活かせると考えたこと、また女性でも管理職になりやすいこともあり保険会社を目指しました。
その後試験に合格し、どんな形でもいいから、社会人でも日本一を目指したい!と思いました。
新入社員として第一生命に入社した際、心に誓ったことがあります。それは、『ありがとうの数が自分の収入だ。人から感謝される仕事をしよう。』ということです。生まれて初めて社会人となったときから、初志貫徹、今も変わらず貫き通しております。
第一生命では日本一にはなれませんでしたが、全国新人2位となることができました。剣道で培った諦めない気持ちがやはり大事だと学びました。
一番最初に第一生命に入社したことがきっかけで営業を極めることになるのですが、元を辿ると、実家がお茶の小売をしており、両親の後ろ姿を見て育ったので、『ありがとうとごめんなさいが言える人間になりなさい』『やられて嫌なことはやらないこと』といった商売人として一番大事な心得は両親から学んだのだと思っています。
剣道の先生、両親、各々の会社の上司には感謝しかありません。
若者へのメッセージ
最近、若い方々からよく耳にするのは『社長になりたい』という言葉です。「由香さん、どうしたら社長になれますか?」と聞かれることも多くあります。
誰でも会社の登記さえできれば社長にはなれます。しかし、その道を極めて、「これだけは誰にも負けない」「唯一無二だ」「どんなライバルにも勝てる」と思うまで、一つのことを極めてから独立していただきたいです。
独立するということは、少なからずライバルがいます。地域、市、県、全国。これは大会と同じで、その地区でまず1番になることから始めることが大事だと思います。1番になれる事業に出会えたら、あとは地域を広げていけばいいのです。
しかし、その核になる事業がなく、あれこれと手を出しては引っ込め、独立することが目的になり、うまくいかなくなる人を山のように見てきました。
私は、将来ある皆様が自信を持って誰にも負けない仕事で社会でスイスイと泳いでいる姿に出会えることを楽しみにしております。いつかこれがご縁でお仕事で繋がれたら嬉しいですね!