起業のきっかけ

学生時代に留学をしたとき、日本の外から見たことで感じた危機感がきっかけです。
当時はファッションやHIPHOPが好きで、最初は自分のために古着屋で買った服を売買するところから始まり、ECで古着屋やセレクトショップ、時計、化粧品店などを複数店舗展開していました。
20歳の時に、親しくしていた古着屋の店員さんから言われた『若いうちに海外に行け』との言葉がきっかけで、表向きには語学や水泳のトレーニングのため、本当は古着の仕入れやHIPHOPカルチャーを知るために、憧れていたアメリカに留学しました。
何の取り柄もないただの学生でしたが、同じ日本人という理由で現地の日本人コミュニティに入れてもらい、ビジネスマンや経営者の考え方にも触れることができました。
そのとき、自分が使っているスマホはiPhone、PCはMac、SNSはInstagramやTwitter、買い物はAmazonと、生活が外資に染まっていることに気づき、海外から見た日本や、日本が国際社会で置かれている立場に興味を持ちました。
そして、このままでは日本は国際社会で戦っていけないのではと危機感を抱きました。
それまでは、将来は体育の教師か水泳のコーチになろうと思っていましたが、その危機感から大きくビジネスへ舵を切ることを決め、前職に務めた後、起業しました。

仕事へのこだわり

私が仕事をする上で最も大切にしているのは、「クライアントファースト」の姿勢です。
クライアントが抱える課題や目標を深く理解し、それに対して最善の解決策を提供することが私たちの使命です。
どれほど優れたアイデアや計画であっても、クライアントの本質的なニーズに応えていなければ意味がありません。
そのため、クライアントの声に真摯に耳を傾けるだけでなく、潜在的なニーズを引き出し、共に成長するパートナーであり続けることを心がけています。

また、私は「成長は決断と修羅場を乗り越えた数によって決まる」と信じています。
仕事をしていく中で、時には困難な状況や厳しい選択を迫られることがありますが、そうした瞬間が自分自身を成長させる最大のチャンスだと思っています。
私自身、数々の困難に直面してきましたが、それを乗り越える中で得た経験や学びが、私の基盤を形作ってきました。そしてその成長が、クライアントに提供できる価値の質を向上させると確信しています。

さらに、私が成長を加速させるうえで欠かせないのは、「知的好奇心と学びの欲求」です。
日々の仕事において、「なぜこうなるのか」「他にどのようなアプローチがあるのか」と問い続ける姿勢が、新しい発見や創造につながります。
また、自己研鑽の時間を積極的に取り、書籍やセミナー、実務を通じて学びを深めることで、常に新しい知識や視点を取り入れる努力を続けています。この学びの欲求が、私を次のステージへと導いてくれると感じています。

仕事においては、現状に満足せず、挑戦を続けることがクライアントへの価値提供につながると信じています。
クライアントファーストの姿勢を貫きながら、自分自身の成長を加速させ、知的好奇心と学びの欲求を原動力に、より高いレベルで課題解決を実現していきたいと思っています。
この積み重ねが、クライアントだけでなく、自分自身にとっても価値ある未来を築いていくと信じています。

若者へのメッセージ

私もまだ若者と呼ばれる世代かもしれませんが、これからの日本を支える同世代や学生の皆さんと切磋琢磨しながら、この国の未来を共に創り上げていきたいと考えています。
私がビジネスをする理由の一つは、「誰もが挑戦したいことに挑戦できる環境」を作りたいからです。
いま、資金、人材、知識といったリソースが不足しているために、一歩踏み出せずにいる若者が多いと感じています。
そうした状況を変えるために、まだまだ微力ではありますが、私自身や弊社の力を活用し、皆さんとともに新たな価値を生み出す挑戦をしたいと考えています。

挑戦することは決して簡単ではありませんし、時には大きな決断を迫られ、修羅場のような状況を経験することもあります。
しかし、私は前述の通り、「成長は決断と修羅場を乗り越えた数によって決まる」と信じて挑戦をしています。
それらの経験が、皆さんをより強く、そして確かな自信を持つ存在へと導いてくれるはずです。
私自身もこれまで多くの失敗や困難を経験してきましたが、そのたびに成長し、次への一歩を踏み出す力を得てきました。

今の日本が直面している課題には危機感を覚えます。
しかし、その一方で、これからの時代を担う我々が持つ可能性に大きな期待もしています。変化が激しく、予測が難しい時代だからこそ、新しいアイデアを形にする力や、他者と協力して課題を乗り越える力が求められます。
一人ひとりの挑戦が、やがて大きな波となり、日本全体の未来を変える原動力になると信じています。
私たちのミッションである「JAPAN as No.1 again」の実現に向けて、皆さんと共に新たな挑戦を進めていきたいと願っています。