現在の仕事についた経緯
大学を卒業後、医療や福祉の業界に関わる機会が多かったのですが、そういった業界が人手不足で運営が厳しい状況をたくさん見てきました。
お世話になった医療や福祉の業界に貢献したいという想いがあり、介護業界の経営者・人事担当者向けに人材採用に関する講演活動を実施したり、介護関連の雑誌で連載記事を持たせていただいたり、本を執筆したりするようになりました。
また、私自身の祖父が65歳を超えてなかなか仕事に就く機会がなかった経験から、高齢者の就業機会不足という社会課題解決のためにシニア向けの求人サイト「キャリア65」をリリースしようと考えました。
仕事へのこだわり
新卒で入った医療機器メーカーでは、医療機器の営業職に従事しました。最初は全く売れなかったのですが、当時の上司から「人の倍、営業先をまわれば成果が出るよ。」と言われました。そして、実際に人の2倍営業先をまわるようにしたところ、成果が出るといったことを経験しました。1社目の会社では、成果を出すためには、一定の「量」が必要であることを学べたように思います。
2社目のリクルートでは、何かの成果を出すためには、量だけでなく、「質」も大事であることを学びました。当時の上司から、「人から認められたければ、提案のスピードか質のどちらかを意識しなさい。両方できれば良いけど、どちらかだけでも評価はされるから。」と言われました。それ以来、相手に何かを提案する時、今自分はスピードか質のどちらができているかについて意識をするようになりました。
現在は、自分自身がマネジメントをしたり、人に何かを教える立場になったりすることも多いのですが、常に「なぜそれをやるのか?」ということを自分自身や人に問いかけるようにしています。限られたリソースや時間の中で、最短で成果を出すために、やること一つ一つにしっかりとした意味を持たせたいと考えているためです。これもリクルートで学んだことの一つです。
若者へのメッセージ
「とにかくチャレンジしてみてください」ということをお伝えしたいです。
私自身も30代後半になって、20代を振り返った際に「ああすればよかった」「こうすればよかった」ということばかりです。
今は1社でずっと働かなければいけない時代でもないですし、チャレンジにとても寛容な社会だと思います。もちろん様々なリスクを考えたうえでチャレンジをする必要はあるかと思いますが、まずは調べてみるなどでもいいので、何かのアクションをしてみることがとても重要だと思います。
チャレンジしたことがうまくいけば良いですが、たとえうまくいかなかったとしても、やらない後悔よりはずっと良いはずです。また、チャレンジすること自体がきっとあなたのことを大きく成長させてくれると思います。
実際に世の中でも新規事業は10個やって、そのうちうまくいくのは1~2個程度だと言われています。野球で例えても、まずは打席に立ってバットを振らなければ、試合が始まりません。
私自身もまだまだ成長したいと思っている人間ですので、一緒に社会がより良くなるようなチャレンジをしていきましょう!