現在の仕事についた経緯

織田:私はアルバイトで貯めたお金を使い、株式投資をしていました。その際、GAFAMの決算資料を素人ながら読み解き、TikTokが広告収益に影響を与えている点に注目しました。もともと起業志向があった私は、SNS運用代行事業に可能性を感じていましたが、当時はTikTokが日本に上陸しておらず、運用に必要なリソースも不足していたため、アイディアはあるものの実行に移せずにいました。その状況に嫌気がさし、行動を起こすために起業意欲を持つ人を探しました。そこで畠山と出会い、事業アイディアを共有しながら練り上げ、現在の事業を形にすることができました。

畠山:個人事業主として企業のプロモーション動画(PV)制作に携わっていました。その中で、九州の多くの企業がSNSを十分に活用できていないことに課題を感じ、この地域の素晴らしい魅力をもっと多くの人に届けたいと思うようになりました。この課題感がきっかけとなり、2024年に株式会社KeyWeaveを設立しました。その中で、SNSや動画を使って人の心を動かす楽しさを知り、「もっと多くの企業や地域の魅力を引き出す仕事がしたい」と思うようになりました。今はKeyWeaveのメンバーと一緒に様々な企業の価値を発信しながら、たくさんの方々と共に「まだ知られていない良さ」を見つける仕事に日々ワクワクしています。

仕事へのこだわり

私たちの仕事のこだわりは、「相手の魅力を一番輝かせる方法を一緒に考え、課題解決に貢献する」ことです。設立当時の頃から意識していたのは、まず「しっかり話を聞く」ということでした。「こんな風にしたい」という表面的な要望の奥にある、「本当はこんな風に伝えたい」という気持ちを探るよう心がけてきました。たとえば、企業のSNS運用では、「フォロワーを増やす」という数字だけを追うのではなく、その企業や地域のストーリーをしっかり伝えることや企業課題解決に貢献できているかを大切にしています。
仕事をしていると、うまくいかないことや思った通りにいかないこともたくさんあります。新人時代はその度に落ち込んだりしましたが、「失敗も次につながるヒントだ」と考えるようになってからは、どんなことも前向きに捉えられるようになりました。今では「常に学び続けること」が我々の中のテーマになっています。時代の変化が早いデジタルの世界では、新しいことを試して失敗しながらも、そこから成長するプロセスがとても大事だと思っています。
そして、もう一つ大事にしていることが「一緒につくる」という考え方です。仕事は一人でやるものではありません。クライアントと一緒にアイデアを出し合いながら、新しい価値を生み出すことが楽しいのです。そんな時間を楽しみながら、クライアントの魅力を最大限に引き出すお手伝いを、これからも続けていきたいです。

若者へのメッセージ

若いみなさんには、「やりたいことをまずやってみよう!」と伝えたいです。我々もそうでしたが、最初は「これでいいのかな?」と迷うことがたくさんあると思います。しかし、一歩踏み出してみると、そこから見えてくる景色がきっとあります。最初はうまくいかなくても、それは全て次につながる経験になります。
また、自分が「これが好き!」と思えることを大切にしてほしいです。他の人の意見や世間の流行に惑わされず、自分が本当に楽しいと思うことを見つけて、それを育てていってください。好きなことを追いかけていると、自然と力が湧いてきて、周りも応援してくれるものです。
それから、困ったときや悩んだときは、一人で抱え込まずに周りに相談してみてください。家族や友達、職場の先輩、誰でもいいので話をすることで、案外あっさり解決することも多いです。
最後に、「失敗を恐れないこと」です。我々もたくさん失敗してきましたが、そこから学んだことが今の我々を作っています。みなさんも、自分のペースで一つひとつ挑戦していけば良いと思います。一緒に未来を楽しみましょう!