現在の仕事についた経緯

以前、マーケティング施策を様々な代理店に依頼していた経験から、現在の仕事を始めることを決意しました。
特に名の知れた大手代理店では、担当者の頻繁な異動や画一的な提案により、期待する成果を得られないことが多くありました。また、Web制作、マーケティング、PRなど、それぞれの領域で異なる会社に依頼する必要があり、プロジェクト全体の一貫性が失われがちでした。
そこで、少数精鋭だからこそできるクライアントに寄り添った柔軟な対応と、長期的な視点での支援を実現したいと考え、現在の仕事をスタートさせました。

仕事へのこだわり

仕事に対する私のこだわりは、『クライアントとの信頼関係を第一に』というところにあります。成果につながる仕事を提供し、長期的なパートナーシップを築いていくことを常に意識しています。

特に重視しているのは、成果を出せる見込みがない案件はお断りするということです。いくら予算が魅力的な案件でも、確実な成果が見込めない場合は、クライアントの期待を裏切ることになりかねません。そのため、案件の初期段階で、実現可能性を慎重に見極めるようにしています。
具体的には、過去の類似案件での経験値や、現在のリソース状況、技術的な実現性などを総合的に判断します。時には魅力的なオファーをお断りすることもありますが、それが結果的にクライアントのためになると確信しています。

また、プロジェクトを円滑に進めるためには、担当者や決裁者との相性も、非常に重要な要素だと考えています。いくら優れた提案内容であっても、コミュニケーションがスムーズに取れなければ、プロジェクトの成功は難しいでしょう。お互いの考えを率直に話せる関係性があってこそ、最良の成果が生まれると実感しています。そのため、プロジェクトの初期段階から密なコミュニケーションを心がけ、信頼関係の構築に力を入れています。

一方で、予算が限られている案件でも、すぐに断るのではなく、できる限り代替案を提示するように心がけています。予算内でできることを提案し、クライアントの本質的なニーズに応えられる方法を一緒に考えていきます。
例えば機能を段階的に実装していく方法や、代替となる技術の使用、実施時期の調整など、様々な観点から解決策を模索します。

このように、常にクライアントの立場に立って考え、最適な解決策を提案することで、信頼関係を築いていきます。そうした姿勢が、結果として長期的なパートナーシップにつながっていくと信じています。予算の多寡に関わらず、一つひとつの案件に真摯に向き合い、クライアントの成功に貢献していくこと、それが私の仕事へのこだわりです。

若者へのメッセージ

29歳の私が偉そうなことを言える立場ではありませんが、私がこれまでの経験から最も伝えたいのは、『一人で抱え込まないでほしい』ということです。最初は人に迷惑をかけてはいけないと思っていましたが、実際に助けを求めてみると、多くの方が親身になって支援してくださいました。人に頼ることで築いた関係は、私の大きな財産となっています。
そしてもう一つ、小さなことでも良いので、まずは動き出すことが大切だと感じています。完璧を求めすぎて、チャンスを逃してしまうのはもったいないですよね。私も日々、試行錯誤しながら前に進もうとしている一人です。若い世代の皆さんには、周りの支えを借りながら、恐れずに一歩を踏み出してほしいと思います。