現在の仕事についた経緯
私は小さい頃からスポーツを通じて人生を楽しんできました。しかし、大学での経験をきっかけに、スポーツを嫌いになり、もう関わりたくないとまで思うようになりました。そんな時、子どもたちとスポーツをする機会が訪れました。その中で、再び「やっぱりスポーツが好きだ」と思えるようになり、子どもたちから元気をもらいました。彼らとの時間は、私自身が救われたように感じられるものでした。
この経験から、私も子どもたちに恩返しをしたいと思うようになりました。しかし、当時の日本には、私がやりたいと思うような子どもたちへのサービスが見つからず、自分で実現するしかないと決意しました。こうしてBon Bodyを設立し、子どもたちが楽しみながら成長できる場を提供する仕事に取り組むようになりました。
仕事へのこだわり
私が最も大切にしているのは、「人の人生に関わっている」という認識を常に持つことです。特に子どもを対象とした仕事では、「子どもだから」という視点にとらわれることなく、一人ひとりを尊重し、その時間を大切にすることを心がけています。目の前にいる子どもたちは、成長過程にある小さな存在でありながらも、確かな個性と可能性を持った一人の人間です。その人生の一部に関わる仕事に就いているという自覚を、私は何よりも重視しています。
活動を通じて、子どもたちが何を感じ、どのように成長するかは、私たち大人の関わり方に大きく左右されます。たとえば、運動教室では単に体を動かすことを教えるだけでなく、「できた!」という小さな成功体験を重ね、自信を持てるようにサポートします。この積み重ねが、子どもたちの自己肯定感を高め、将来の生き方にポジティブな影響を与えると信じています。
また、子どもに向き合う際は、その瞬間だけでなく、「10年後、20年後のその子がどのように成長するか」を見据えた関わり方を意識しています。そのためには、短期的な成果を追うだけではなく、子どもたち自身が学び、考え、成長できる環境を整えることが大切です。
さらに、私の仕事の根底には、「関わるすべての人の人生をより良いものにしたい」という願いがあります。これは子どもたちだけでなく、保護者や教育者、周囲の大人たちに対しても同じです。彼らとともに学び、成長し合える場を提供することで、すべての人の人生がより豊かになることを目指しています。
私は、どんな小さな出会いや経験も、その人の人生にとって大きな意味を持つ可能性があると信じています。その一瞬一瞬を大切にし、一人の人間として真剣に向き合うことで、未来につながる支援をしていきたいと思います。それが私の仕事へのこだわりです。
若者へのメッセージ
未来は楽しいものです。今は不安や迷いを感じることがあったとしても、未来にはまだ見ぬ可能性や新しい経験がたくさん待っています。だからこそ、自分の中に明るい夢を持ち続けてほしいと思います。夢は必ずしも大きくなくても構いません。日々の中で「これをやってみたい」「こんな自分になりたい」と思える目標を見つけ、それに向かって少しずつ歩むだけで未来は自然と輝き始めます。
どんなに小さな一歩でも、それは確実に未来へとつながる大切な一歩です。迷ったり失敗したりすることもありますが、それさえも成長の糧です。自分を信じ、明るい夢を持って前を向いて進んでいきましょう。未来はきっと楽しいです。あなたの可能性は無限大です!