現在の仕事についた経緯

これまで私は、大学受験予備校での指導を通じて教える力を培い、またコンサルタントとしてのシステム導入を通して企業の課題解決を支援してきました。そんな中、生成AIの急速な普及を目の当たりにし、実際に自身で活用することで、例えば6時間かかる見込みの仕事が3時間で完了するなど業務工数を大幅に削減できた経験があります。そんなテクノロジーの力を企業が適切に活用し、業務効率化や競争力向上を図る支援をしたいと考えたことが、現在の事業を立ち上げたきっかけです。

「価値ある資源を有効化する」というミッションを掲げ、企業の可能性を広げるためのリスキリング研修や導入支援サービスを提供しています。これまでの経験を活かしつつ、新たな挑戦を通じて、社会的な価値創出に取り組んでいます。

仕事へのこだわり

私は、「感恩戴徳」という考え方を特に重要視しており、これが仕事をする上でのこだわりです。感恩戴徳とは、あらゆる出来事に対して感謝を忘れず、その恩に報いる心を持ち続けることを意味します。

私は大学卒業後、就職の道を選ばず、それまで取り組んできた大学受験予備校の運営を継続しました。当時は金銭的な余裕もなく、都内の家賃2万6千円のカビだらけの部屋に住んでいました。体調を崩すこともありましたが、この経験を通して、あらゆる小さなことへ感謝する気持ちが強まったのです。少し大袈裟かもしれませんが、道ばたに咲く花の美しさや、食事ができるありがたさなど、どれも“当たり前”ではないのだという感謝の重要性に本当の意味で気づかされました。

弊社は「人々が有機的に繋がる社会を創る」ということをビジョンに掲げて活動をしています。このビジョンの達成には、それぞれの人ができることを一生懸命に取り組み、共に支えあっていくというのが必要条件になります。そして、それを実現するために、感謝の気持ちが根底にあるのは間違いありません。私はまだまだ未熟者なので、一時の感情で感謝の気持ちを忘れてしまうこともありますが、理想を追って生きたいという想いを持っています。

一緒に仕事をしてくれている仲間、クライアント様はもちろん、目に見えていないステークホルダーの方々、そしてこの宇宙のすべてに感謝の気持ちを忘れず、今後も人の役に立てるよう取り組んでいきたいと思っています。

若者へのメッセージ

理想に追いつくのは大変ですが、明るい未来を創る担い手として、共に頑張っていきましょう。