現在の仕事についた経緯

父親が経営する「株式会社西尾木材工業所」に入社し、父親の高齢化と地元東大阪の建設需要に応えていく中で、代表取締役に就任しました。木造建築本体の顧客にプラスになる新たな取り組みを考え、木工事の専門部隊を立ち上げることを決意。
「ウエストランバー株式会社」として、先進企業を主な顧客とする営業エリアや従業員数などの計画を具体化しました。
当時カタカナ名の専門工事会社はなく、名前もすぐに覚えていただき、事業を軌道に乗せることができました。

仕事へのこだわり

「3~5年後に問題が起きないように」という姿勢を常に意識しながら、すべての仕事に取り組んでいます。そのために、高品質なものづくりを徹底し、お客様に長期的な満足を提供することを最優先に考えています。私たちが手掛ける住まいは、使えば使うほど味わいが増し、住めば住むほど「ここに住んで良かった」と実感していただけるようなものでありたいと願っています。これは単に建物の性能だけでなく、住む人の生活に寄り添った本質的な価値を提供するという使命に基づいています。

そのためには、何よりも「信用」と「信頼」を築いていくことが重要だと考えています。建築や住まいの提供は、お客様との長いお付き合いが前提です。一時的な利益や安易な妥協に流されることなく、長く続く信頼関係を構築するためには、確かな品質を提供することが必要不可欠です。高品質な仕事を実現するために、技術力の向上と責任感を持った仕事の徹底に取り組んでいます。

また、経営においては、正義感を軸に据えることが大切だと考えています。たとえ魅力的な話が舞い込んできたとしても、それが本当に正しいのか、自分たちの理念に合致しているのかを冷静に見極める必要があります。甘い話や短期的に儲かるだけの話に惑わされることなく、常に地に足をつけた堅実な姿勢で責任感を持って経営にあたることが、私たちの信条です。この堅実な姿勢こそが、結果的に長期的な成功と顧客からの信頼を得る道だと確信しています。

私たちの目標は、お客様に満足していただける住まいを提供するだけでなく、それが長い年月を経ても価値を持ち続けるようなものを作り上げることです。常に責任感と誠実さを持ち、真摯に仕事に取り組むことで、社会に貢献できる存在であり続けたいと考えています。

若者へのメッセージ

小さな目標に満足せず、大きな夢を描くことが重要です。目の前の課題に真摯に取り組み、努力を積み重ねることで、自信を持って夢に近づいていくことができます。そのためには、自ら考え、行動し、リーダーシップを発揮することが欠かせません。
また、学問的な知識に加え、人間性を磨くための勉強を日々続けることが、これからの成長と成功のために必要な要素となります。
さらに、先人の知恵や成功例を参考にすることで、より良い結果を得られる可能性が高まります。努力を怠らずに、大きな目標に向かって進み続ける姿勢が未来を切り開く鍵となります。