現在の仕事についた経緯

最初は外資系コンサルティング会社でマネージャーをしており、35歳のときに部下数人を連れて独立しました。
その後、部下に会社を譲り、国産コンサルティングの立ち上げに参加しました。
創業メンバーとして取締役も務めまして、グローバルビジネス領域でアメリカやヨーロッパで買収をして大きい会社にしました。
その後、カントリーマネージャーをやりたいと思い、そのためには営業マネジメントの経験が必要とのことで、IT企業に営業職として転職。
経験を積み、現在の会社に声をかけてもらいました。投資するから会社を作ってくれないかと依頼されたのです。良いチャンスだと思って二つ返事で引き受けました。

仕事へのこだわり

「明日の当たり前をともに創る」をビジョンにしています。お客様を巻き込んで作るからこそ新しいものができると思うのです。
たとえば、ワークショップ形式でのDX構想。
このサービスでは、お客様と一緒にアイデアと意見の整理を行い、どんなDXをすべきかをともに考えながら合意形成を行っていきます。ただ仕組みを作るだけではない実現性があるのです。

また「デジタルイノベーション工房」はお客様のアイデアをモノにしていくサービスです。
通常、システムを作る際にはお客様が指示書を書くのですが、なかなかハードルが高くてそれがネックになっていることがあります。
一方、弊社ではアプリケーションの素案から具体化まで一緒に関わります。そういった細かいところまでサポートできるのが弊社の特長です。

弊社は昔からのシステムと現在のシステムの両方が分かるので、スピーディーに基幹システムとDX間のデータ連携をご支援できます。そういった機動力も強みの一つです。
そういう面では、比較的小さな組織として会社を始められたことがよかったです。これからさらに大きな会社になったとしてもスピードには拘っていきたいですね。

弊社のバリューの一つに「カベをドアに変えよう」があります。カベと思われたところでも、見方を変えるだけでどこかにドアがあるのです。私たちだけではなく、お客さんも巻き込んでドアを見つけていくことを技術で実現させています。

若者へのメッセージ

持っている技術は、発揮してはじめて価値へと変わります。
言い方は悪いですが、一年かけてものを作っているとき、技術者は歯車の一つに過ぎなかったりするのです。でも弊社はスピーディーなのが強みで、三か月に一回は動くものを作っていきます。自分が作ったものをお客様に実際に使ってもらって、どのように動いているのかを見ることができるのです。

これほどやりがいがあって自分が成長できる機会がある会社はないと考えています。みんなが持っている技術をお客様に伝えて、こんな風に使いたいとか、こんな風に使うと便利だとか、お客様の思いやみんなのアイデアのキャッチボールによって新しいものができていく、このプロセスこそが弊社が目指しているものです。

また、技術を発揮するためには、お客様との会話能力を身につけることや、技術が適応するビジネスについてある程度知ること、もしくは知らなければ知ってみようとすることも大切だと考えています。
自分の技術の枠を越えたところにも手を出すような好奇心を持って努力を続けられる限り、みんなの将来は明るいはずです。

日本では、評価されるべき技術者の評価が低いということがまだまだ多いです。様々な要因があると思いますが、弊社はそこから脱したいと考えています。雇う・雇われるという関係ではなく、共に良いものを作ろうという考え方です。それに賛同出来る方には是非弊社に来ていただきたいですね。