経営者としての想い

経営は理屈だけでは成り立ちません。経営の真髄は、学問や理論だけで到達できるものではなく、実際の経験が不可欠です。
理論通りにいくのであれば、誰もが経営できるはずですが、実際には経験が物を言います。未経験の方にも挑戦の機会を与え、経験を積ませることが成長に繋がると信じています。
失敗も成功への糧と捉えて、理論に頼らず経験を重視しています。

ビジネスへのこだわり

単なる熱意ではビジネスは成り立ちません。重要なのはどこにその熱を注ぐかで、つまりはビジネスの質なのです。情熱だけでは飯は食えませんから、ビジネスの本質を見極め、質の高いものを追求しています。利益だけを追うのではなく、関わる全ての人が喜ぶビジネスを目指して、情熱と戦略のバランスを大事にしています。
私のビジネスの根幹にあるのは『八方良し』の理念です。これは、関わる全ての人が幸せになり、喜びを感じることを目指す考え方です。常にこの考えを基に事業を進めてきました。利益の追求だけでなく、すべての関係者が満足するビジネスを実現することが大切だと考えています。
また、ずるく早く稼ごうとするような人たちとは距離を置くべきです。補助金を不正に利用するような手法や、努力を惜しんで利益を追求する姿勢とはまったく逆の立場を取っています。倫理的に高いビジネスを推進し、努力を惜しまない人たちとの関係を大事にしています。
自分は『場を作る人』として、イノベーションが生まれるための『土壌作り』が重要だと考えています。良いビジネスを育てるための基盤を整えることが役割です。イノベーションを起こすための下地を整え、価値のある事業を育てることが使命だと思っています。

今後の展望

Team Energy Academiaは、次世代のリーダーや社長を育成する企業内大学です。年間10社の会社設立を目指しており、最終的には1000社の設立を目指しています。多くの社長や会社を生み出し、成長させるために重要な機能を提供しています。
今後は、もっと熱くチャレンジし続けられる人を増やしたいと思っています。今の日本では、熱く燃えて生きる人が少ないです。世の中を良くするためには、自分の強みを発揮し、チャレンジし続ける社長を増やす必要があります。
また、組織が大きくなるとリスクマネジメントや法律、規制の影響で新たなチャレンジがしづらくなることもあります。日本には一度失敗した者が再挑戦しにくい風潮もありますが、そんな環境を変えて挑戦し続けられる場を作りたいです。

若者へのメッセージ

若者には、“希望を持ち続けること”を伝えたいです。テレビなどの情報に惑わされず、自分の目標に向かって努力し続けることが成功への道です。
また、自分に常に言い聞かせているのは『家系図を逆さにし、先祖の代表として行動する』ということです。自分が先祖の代表として生きる信念を持つことで、次の世代を作るという義務を果たす。先祖を引き継ぎ、繋げていくことが大事だと思っています。その意識を持つことで、先祖の力が支えてくれると信じています。