現在の仕事についた経緯
青森県という本州最北端の地で、弘前大学医学部医学科に在学する傍ら、「最新技術を活用して人々の暮らしを豊かにしたい」という思いで株式会社COLAPISを立ち上げました。我々は弘前という地域に根差しながら、医療や生活に寄与する技術を世界に発信することを目指しています。
現在、COLAPISではVRや画像解析の技術を活用し、人々の生活を支える幅広いサービスを展開しています。将来的には医師免許を取得し、医療界内からの目線で課題に対して迅速にサービスやプロダクトを提供できるようにしていきたいと考えています。
医学の勉強、受注開発、自社製品の研究に追われる忙しい日々ですが、「地方から未来を創る」という使命感を胸に、これからも挑戦を続けていきます。
仕事へのこだわり
株式会社COLAPISでは、常にプロダクトの先の利用者を考えながら開発を行っております。また、技術者は思考を絶やさないことを意識し、多様性と対応力を強みとしています。アプリケーション開発だけでなく、ソフトウェアからハードウェアまで一貫して制作できる環境に加え、複数のAI分野の専門家とも連携することで、多角的なアプローチを可能にしています。このような体制を基盤に、社会に役立つプロダクトを提供することを目指しています。
私が特に重視しているのは、「新規性」と「実用性」の両立です。今までにないものを生み出したいという独自性へのこだわりと、社会のニーズに応える製品を生み出したいという実用性の追求――この二つをバランスよく取り入れながら製品開発に取り組んでいます。アイデアだけは途絶えずに浮かぶので、それらを一つずつ検証しては改良を重ね、軸となるプロダクトを確立することが私たちの方向性です。そして、そこからさらに新しい挑戦を続けていくことで、企業としての成長を目指しています。
学業と事業の両立には厳しい時間管理が欠かせません。私は「何もしない時間を作らない」ことを徹底し、限られた時間の中で効率よくタスクを進めることを心掛けています。モチベーションの維持というよりも、やり始めたことを最後までやり遂げないと気が済まない性格が、自然と仕事や学びに集中する原動力になっています。
COLAPISは、地方から世界へ向けて新しい価値を発信する企業でありたいと考えています。試行錯誤を繰り返しながら、社会に必要とされる製品を生み出し、人々の生活を豊かにする。それが、私たちの使命であり、これからも追い続けていくビジョンです。
若者へのメッセージ
日本では起業を目指す若者が少なく、私は挑戦する選択肢そのものが成功への第一歩だと考えており、失敗を恐れず挑戦し続けることを大切にしています。私自身も失敗するたびに自分の成長を実感することができています。一方で同じ失敗を繰り返さないことは何より大切で、学びのある失敗の先に成功があると考えています。
座右の銘として、わたしは自由の目眩を持ち続けることが非常に大切なことだと考えています。自由の目眩とは、自由が故に何もしてないことに不安になるという意味ですが、大学に入ったはいいものの遊んでばかり、といった状況に少しでも不安を持つのであれば、起業でなくとも何かに挑戦してみるのが良いのではないでしょうか。
地方での挑戦は、自治体のサポートが厚く、壁打ちやアイデアの検証に最適な環境ですが、人材や需要の少なさ、取引先との距離といった課題も存在します。それでも、地方に根差して新しい価値を生み出すことに、大きな意義を感じています。
地方から世界へ――新しいサービスやアイデアを創出し続けることで、日本市場での影響力を拡大し、その存在感を強めていきます。未来は、挑戦する私たち自身の手で創られます。一緒にこの力を形にし、私たち若者の可能性を世界に示しましょう!