現在の仕事についた経緯

早稲田大学で応用数学を学び、卒業後は理系としての素養を活かすことができるアクチュアリー(保険数理人)として、キャリアをスタートさせました。それから、保険数理の仕事だけでなく、商品企画やシステム開発、当局との認可折衝など、商品開発業務全般に携わることができました。
こうした業務経験を通じて、保険業界全体の人材不足に課題を感じることが多くありました。特に、アクチュアリーなどの専門職人材が、保険業界全体で足りないことに危機感を覚えました。そこで、保険業界の底上げのためには、人材育成が重要であると思い、起業するに至りました。
現在は、コンサルタント兼アクチュアリーとして保険会社のご支援をさせていただきながら、日本アクチュアリー会の資格取得支援等のHR事業をメインに活動しています。

仕事へのこだわり

「相手の立場になって考える」ことを大切にしています。どんな仕事でも一人で完結することはなく、お客様・同僚・上司など、多くの人と関わり合うことが必要です。「お客様はこうしたら嬉しいかな」「上司にはこういう資料がわかりやすいかな」と考え、仕事をすることが重要だと思っています。相手の立場を考えない仕事は、ただの自己満足だと思っているので、意味のある仕事・世の中の役に立つ仕事をするためには、相手の立場に立つことから始めることが重要であると考えています。

また、私がアクチュアリーという専門職として働いていたことが大きいと思いますが、「常に勉強をし続ける姿勢」も重要だと考えています。特に保険業界においても、近年目まぐるしい変化が訪れています。常に最新の情報を得て、新しい技術を学ぶことが、この業界で生き残っていく上で最低限必要なことだと思っています。こういった思いから、弊社では、「成長へのこだわり」をバリューの一つとしており、常に現状に満足せずに、成長を追い求める会社でありたいと考えています。

最後は、「プロフェッショナリズムの徹底」です。高い専門性と倫理観を持って業務に取り組むことが、この仕事をする上で重要だと考えています。近年、保険業界の中でも不祥事が起きていることもあり、お客様のもしもに備えるための保険サービスを提供する保険業界の人材は、特に倫理観を高くもって働くべきだと考えています。
私たちが提供するサービスは、保険会社をはじめ、保険契約者様などの人生や未来に深く関わるものであるからこそ、私たちの行動一つ一つが信頼に繋がるように、倫理観の高い行動を肝に銘じています。このような思いから、社員一人ひとりが高い倫理観と専門知識を持ち、常に自己研鑽を続けられる環境を整えたいと考えています。

若者へのメッセージ

皆さんには、ぜひ「ワクワクする人生」を選んでほしいと思います。人生は一度きりであり、その一瞬一瞬を心から楽しむことが大切です。自分が情熱を持てること、心から楽しいと思えることに挑戦してください。失敗を恐れず、未知の領域に足を踏み入れることで、新たな発見や成長が待っています。
もし、人生の選択で迷ったら、「死ぬ間際に後悔しないか?」を考えてみてください。私は、それを自問自答した結果、起業するに至りました。

また、「再現性を気にしすぎない」でほしいと思います。確かに人生を生きていく上で、計画や予測は大事ですが、すべてが計画通りに進むわけではありません。時には偶然の出会いや予期せぬ出来事が大きなチャンスに繋がることもあります。自分の道を固めすぎず、柔軟に対応することで、楽しく・ワクワクでき・チャレンジングな人生を送ることができると思います。

自分の人生に責任をとれるのは自分だけです。他人の意見よりも自分の意見を大切にして、ワクワクできる人生を過ごしてほしいと思います。
みなさまのご活躍を心から期待しております!