現在の仕事についた経緯

2002年のある日。「久保さんはひとの気もちがわからない」と障がいのあるなかまから言われました。自分も障がいがあり障がいのあるなかまの気もちは理解していたつもりだったので、この指摘にわたしはショックを受けます。23年前の話ですが、これが人生を変えるターニングポイントとなりました。「障がいのある当事者の思いは当事者でないとわからない」という信条から、当事者の思いに寄りそう支援を大切にしています。こうして、2023年4月「ピア・サポート」会社を設立。現在もなかまの思いに寄りそう努力をしています。

仕事へのこだわり

がむしゃらに障がいのあるなかまと関わって30年。なかまの思いに寄りそえる支援を追求した結果、「ピア・サポート」会社を設立。ろう難聴起業家として、1つの目的を果たしたと思います。不幸と思えた聴覚障がいが、わたしに幸せをもたらせてくれました。障がいがあっても「しあわせになってほしい」という思いから、会社名を「しあわせのみみ」とネーミングしています。翻って、アメリカでは障がいのあるひとを「チャレンジド」とよびます。「さまざまな困難に挑戦する偉大なひと」とあらわすようです。わが国でも、多くの障がいのあるなかまが自分のゆめに向かって邁進してほしい。なぜならば、障がいのあるあなたは「稀有なチャレンジド」だから。次の目的は、チャレンジドと呼ばれるなかまの起業家を増やしていくこと。これがわたしのこだわりであり目標です。

若者へのメッセージ

「Stay Hungry. Stay Foolish.」by スティーブ・ジョブズ