現在の仕事についた経緯
「STAR TREK」というSF映画で宇宙船が飛んでいるような世界観に憧れを抱き、コンピューターの世界に興味をもったことがきっかけで工業高校の電子科に進学しました。しかし、実際に学んでみると想像以上に難しく、「自分はコンピューターに向いていないのでは」と挫折を経験しました。
大学は商学部を選択しましたが、コンピューターの夢を諦めきれず、コンピューターの部署が新設されると聞いた製薬会社に入社しました。その後、部署が新設されないことを知り、IT業界へ転職を決意しました。
転職後のIT企業で経験したことは私にとって非常に大きかったです。
日本中の銀行が、同時にインターネットバンキング(オンライン金融取引サービス)を開始するにあたり、東海銀行で19年間保守を行いました。今ではパソコンやスマホで資金移動することは当たり前ですが、その当時は画期的なものでした。
コンピューターの0と1(yes or no)の考えはとても面白く、理論的な考え方だと思っています。
また、様々な学歴の人と接する機会があり、色々な知識・考え方に触れたことも私の人生にとって大きな財産です。
そして、さらに大きなことを成し遂げたい、また中小企業だからできることを実現していきたいという想いで専務取締役として会社設立に携わりました。
しかしその後のリーマンショックにより、会社存続の危機に直面し、当時の代表もこれ以上は難しいとの判断を下します。
では誰がこの会社を存続させるのか?と問われた時、私が立て直すと覚悟を決め、社長に就任させていただきました。
仕事へのこだわり
どの会社でも同じだと思いますが『人は財産』です。
社員によって得意・不得意をいかに早く把握できるかを大切にしています。
不得意分野を普通レベルまで押し上げる労力と時間を、得意分野に注ぎ、能動的に動き活躍する人材育成に力を入れています。
その能力を最大限活かせる部署へ人材を配置すること(例えば、元々エンジニアだった社員が現在営業で活躍しているなど)、適材適所を重要視しています。
若者へのメッセージ
色々な特技や考えを自分はもっているんだと自信を持ってアピールできる環境を自分から作り出してもらいたいと思います。
特にIT業界は、自分で考えたことを形にできる仕事です。
熱意や情熱をもって、地道に一生懸命努力すれば次第に協力者も出てくるものです。
ぜひ、頑張ってほしいと思います。