現在の仕事についた経緯
卒業時は不況で就職難でしたが、無事に一部上場企業に入社し、良い先輩に恵まれ楽しいサラリーマン生活を満喫しました。しかし所属するクリスタル事業部が閉鎖になり、51歳で転職を余儀なくされ再就職活動はしましたが、当時はまだ独立するという考えが有りませんでした
サラリーマンを定年までやっておりましたので、予算と実績の管理はしておりましたが、資金繰りの心配はしたことがありませんでした。独立して、初めて資金繰りの大変さを実感しています。独立後はサラリーマン時代には経験できない貴重な経験を色々させていただいていると感じています。
現在は、インターネットを通じて、民泊運営と中古フィルムカメラの販売を行っています。2つの事業ともに世界中のお客様からのフィードバックが直接いただけるので、手応えを感じています。
仕事へのこだわり
祖父、両親の家の相続が発生し、その土地を活用して賃貸経営を開始しました。老人が一人で住んでいた敷地に7家族が住めるようになり、土地の有効活用という意味で社会貢献をしていると思います。自宅も賃貸併用に建て替えたので、1家族が住んでいた敷地に3家族が追加で住めるようになっています。
もともと家内が通訳案内士をやっており、私も海外旅行の経験があったので、民泊に興味がありました。東京オリンピック前に民泊用の物件を新築で建て、サブリースに出していましたが、コロナにより民泊ができなくなり、賃貸に変更していました。コロナが落ち着いてきたので、民泊を復活しようと思いましたが、サブリースに出していた会社が民泊を諦めたので、自分たちで民泊を運営中です。
民泊ゲストが日本を旅行して良い思い出を持って帰国されることが、相互理解に繋がり、大変やりがいのある仕事だと思っています。
また、ebayを通じて、中古のフィルムカメラを世界のお客様に販売しています。1950年頃から2000年という、日本の産業に元気のあった時代に世界を席巻した素晴らしい日本製の中古フィルムカメラを、世界のお客様に販売することにやりがいを感じています。
若者へのメッセージ
昔のような万人に共通する画一的な価値観がなくなりました。定年まで一つの会社にいることが美徳であるという考えがなくなり、また上場企業へ就職することが良いという価値観もなくなり、大変自由に何でもできるようになったと思います。さらに、携帯電話とインターネットの活用などにより、個人の力でできることが広がってきていると思います。
他人の目を気にすることなく、自分が面白いと思うこと、やりたいことを探し、自由にやってほしいと思います。
そして次の段階で、できれば人の役に立つことを考えてほしいと思います。