現在の仕事についた経緯
2012年に起業しました。以前はLIFULLという会社に勤めていて、インドネシアの子会社のCOOとして立ち上げを担い、4年半駐在しました。
その間、現地の役所の仕事のクオリティが、日本の役所の仕事に比して低いと感じ、日本の公務員には良い面があるのではないかと感じたことがきっかけです。
丁度そのタイミングで活躍する地方公務員の書籍を目にすることとなり、彼らのような成果をあげる公務員を世の中に知ってほしいと思いました。
私自身も、今まであまり出会うこともなかった公務員のイメージは、勝手に良くないものになっていたのですが、だからこそ、そういう生身の一人ひとりの公務員に光を当てたいと思いました。
仕事へのこだわり
「いま与えられている仕事で成果を出すこと」と「仕事を楽しくすること」の2つです。
新卒で不動産のネット広告の営業職として勤めましたが、入社当時は地道にテレアポをしており、営業目標に対する圧もあったため、精神的に苦しい面もありました。その経験から、週5日、自分が費やす時間をより充実したもの、楽しいものにできなければ、良い人生を歩めないと思うようになりました。
そして、自分が自分のやりたい仕事をできるようになるためには、成果をあげて権限や発言力を獲得する必要があると思いました。入社当時は始発から終電まで泥臭く働きながら、成果をあげられるように努力しました。
成果を出すためには『分析』と『行動』に尽きると思います。その時に、何が最も効果的な施策か考えて、徹底的に行動する。その上でも成果が出なければしょうがないという気持ちで、自分ができることは最大限実行し、その結果を見守るような感覚でいました。
この考えは今でも変わっていませんが、20代の時にそういった意識で働いたことが今の自分にとって大きな資産になっていると感じます。
若者へのメッセージ
「自分が楽しめる仕事を見つけること」もしくは「自分が仕事を楽しめるように変えること」を意識すると、充実した人生になると思います。
前者の「自分が楽しめる仕事を見つけること」ですが、実はこれは簡単ではないと思います。運よく配属された仕事や、任された仕事を楽しくできたらそれは良いことですが、現実はそうでないことのほうが多いでしょう。
そこで、目の前の仕事を楽しめるように変えていくには何が必要かを考えて欲しいと思います。それには色々な方法があり、成果を出してより権限や発言力を持ったり、部署異動の希望や転職で環境を変えたり、そんなこともあるかもしれません。
社会人になれば、自分の人生に最も大きな影響を与えられるのは自分です。自分を信じて、自分がより良い人生を歩めることを追求してください。