現在の仕事についた経緯
「より大きな社会貢献のために」
私は新卒としては稀な日系メーカーの新規事業開発職へ入社し、キャリアのスタート時点から、ビジネスの上流から下流まで、広く深い経験を積み重ねてきました。人数の少ない新規事業立ち上げ部門の中で、事業開発全般部分を任され、プロダクトのローンチから拡散まで行いました。
しかし、お客様へ入り込んでの会話の中で、自社プロダクトだけでは解決できない課題が多く見えてきました。ただ、それら課題の解決には、高いコンサルティングスキルとプロジェクトが求められる上、日系メーカーにとって事業化できるものではなく、自社プロダクトは小さい部分に限られるという限界がありました。そこで、志を共にする仲間と共に起業し、より大きな課題の解決に日々挑んでいます。
仕事へのこだわり
「期待を超える101%の感動を最短ルートでお届けする」
私が仕事において最も大事にしているのは、期待を超える101%の感動を最短ルートでお届けすることです。これまでのコンサルティングビジネスでは、「パワーポイントで絵を描くだけで終わる」「顧客が言っていることを資料にまとめるだけで終わる」など、実際のビジネスに貢献していない部分が批判されることが多くありました。私たちはただの絵描きで終わることなく、最短ルートでビジネスに貢献しやすい形でのサービス提供を目指しています。
何故期待通りの100%や期待を大きく超える120%ではなく、101%なのか。ここには重要な考え方が潜んでいます。期待通りの100%であれば、喜んでもらえますが、次につながりにくいです。逆に120%は次にもつながりますが、期待値が高くなり、審議員の工数が逼迫されることになります。そのため101%は、次にもつながりやすく、最も効率的な働きができるのです。ただし、これを実現するためには、徹底的な顧客理解、期待値のコントロール、成果へのこだわりが必要です。これが私たちが仕事において重要視する価値観と繋がっています。
求められる成果を正しく理解し、高い成果を出すためには、顧客とのコミュニケーション、そして高質なアウトプットが必要ですが、これには多大ならびに良質なインプットが求められます。そのため、日頃から様々な情報を収集したり、日常生活の中でもビジネスシーンを想像したりしながら課題解決法を考えています。これが私の考える仕事へのこだわり、そして良い成果物を出す最大の方法です。
若者へのメッセージ
「Just Do It」
私の座右の銘は「Just Do It」です。非常にシンプルでよく耳にするワードですが、意外に実践することが難しく、強い言葉でもあります。私は韓国で生まれ、大学を卒業するまで韓国にいました。大学時代、日本へ留学している中で、たまたま参加した就活で多様な選択肢に出会い、運良く内定を獲得することができました。そして日本で働くという楽しみと挑戦に満ちた選択を行いました。当時は、ほとんど住んだことがない海外での就職だったため反対もあり、大変な時もありましたが、その後5年が経過した今、起業まで至っており、心から良かった選択だったと思っています。
AIが到来し、多様性が叫ばれる現代で、皆さんも本当に多くの機会に巡り合えるチャンスがあります。訪れる機会を見逃さず、しっかり向き合うことで、誰でも、どんな状況であっても、人生をより良い方向へ変えることができます。大事なのは、機会が訪れた時に、恐れず挑戦してみる「Just Do It」の姿勢だと思います。
「Just Do It」の姿勢を意識することで、世界が広がり、その課題を達成するために脳が動き出します。たとえそれが失敗に終わったとしても、そこで得た経験は次の挑戦への糧になるでしょう。私もまだまだ若く、今後も挑戦の日々ですが、皆さんの挑戦を心より応援しています。