現在の仕事についた経緯

Webエンジニアとして複数の企業で働いていたのですが、開発の仕事は楽しいものの、残業の多さや待遇の悪さに不満を持っていました。心の底から楽しんで仕事をしているのに、労働環境の悪さに苦しんでいるエンジニアをたくさん見てきましたし、自分自身もその経験をしました。
エンジニアが働きやすい環境を作りたい。その一心で、株式会社プロテックを設立しました。

仕事へのこだわり

一番大事にしているのは「信頼」です。
システム開発は、ぼんやりとイメージしているものを機能に落とし込んだり、技術用語が飛び交ったり、セキュリティ対策やシステムメンテナンスが必要だったりと、お客様は漠然とした不安を抱いていることが多いです。
プログラミングをしているエンジニアは、自分自身は理解ができているため、中々お客様と同じ目線に立つことが難しいのですが、ご説明を疎かにしているとどんどん不安が募ってしまいます。そういった1つ1つの不安要素をそのままにしてしまうと、苦手意識が芽生えてしまうばかりか、齟齬が発生してしまい、ご満足いただけるシステムにはなりません。しっかりヒアリングを行い、お客様に理解をしていただきながら進めていくことを大事にしています。
お客様に言われたことをそのまま開発してしまうのもよくないことがあります。お客様がご希望の機能を、こちらから廃止するご提案をしたり、既存のシステムや代替システムでご提案したりと、当社の売上に繋がらない方向へ導くこともあります。限られた予算の中で、システムの目的を果たすことを提案するのが最善です。
システム開発の目的をしっかり理解したうえで、時には他社のサービスを利用することもありますが、お客様の満足度が向上すれば、それが信頼となり、また別の開発を依頼していただいたり、他の企業様をご紹介いただいたりすることにつながるのです。

また、お客様の中には無理難題を押し付ける方もいらっしゃいます。営業日以外や深夜に、緊急度の低い依頼をされ、すぐに対応を求められるお客様も過去にはいらっしゃいました。当社は従業員の労働環境を大事にしているため、そういったお客様はこちらからお断りし、従業員を守ることも大切にしています。

若者へのメッセージ

現代においてはライフスタイルが多様化し、様々な選択肢を取れるようになりました。職業が多様化し、インフルエンサー等が個人で稼いだり、投資でFIREを実現し悠々自適な生活を送ったりする方への注目が集まっています。
色々と目移りしてしまう世の中ですが、どんな仕事や生き方でも良い側面と悪い側面はあります。人には適性があり、憧れの人と同じ生活で自分が幸せとも限りません。憧れを達成すると「こんなものか」と満足度が低いこともあります。
何事にも挑戦し、現状をより良くするためにはどうしたら良いのかを考えて行動し続けることで道が開けます。何をしたら良いのかわからない時は目の前のことに努力し、壁にぶつかった時は改善方法を考えることをしてみてください。