株式会社ビオトープ 社名の由来
「持続的に成長する地域社会・企業、またそれらを支える個人の成長を支援しよう、地域が発展する生態系を作っていこう」という想いから、社名を株式会社ビオトープと名付けました。
現在の仕事についた経緯
20〜30代の頃は、「努力に勝る天才なし」と思って頑張り、同年代の中ではエースで4番という他者評価の中で仕事をしてきましたが、何かが物足りなく感じていました。
「自分だからこそできる仕事」を求めていた時に、専門領域の中で結果に挑み続けるコンサルティングという仕事に出会い、その中でも営業領域の深部に触れたくて上場営業コンサルティングファームに中途入社しました。
ファクトベースで物事を考える大切さや、付加価値を出せることが自分の存在価値に直結することなど、いろいろな学びがあった一方で、努力する天才と出会い、そういう人には全く歯が立たないことを思い知りました。
もはや、経験値が高すぎて見えている世界が違うんだろうなと思い、「素晴らしい!」の一言です。
経済の発展とともに複雑化・細分化した営業という職種。属人的であり本質的な意味で体系化するのは難しいと考えていましたが、「営業を科学する」=「営業に再現性を持たせる」という考えを持つようになりました。
何かを成し遂げようとする勇気を持たない人生に価値があるのかを自問自答していた私にとって、「営業を科学する」は人生を費やして取り組める興味深いテーマであり、起業の理由ともなりました。
仕事へのこだわり
私は仕事をするにあたって、以下の3つのルールを自分に課しています。
1. 事実に基づいて真実を求める。
全ては物事をどう捉えるかですが、「事実に基づいて真実を求める」ことをこだわりとして持っています。自分が取るに足りない存在だと考えるからこそ、事実に基づいた仮説作りを大事にしています。
2. 環境の変化を恐れない。
コロナ禍等で環境が大きく変わりましたが、世の中に変化は付きものとして、むしろ現状に固執することなく楽しん でいます。環境に適応することに高度な思考は必要ないと思っています。
3. 優秀な人達が集う場へ身を置く。
私が歩んできた道は、ただ一つ、優秀な人達が集う場へ身を置くことです。環境に身を置けば自然とやる気が出るし、普通の基準値が大幅にアップデートされれば行動や考え方も自然と変わっていきます。そして優秀な人達の存在は能力の底上げを加速してくれます。
会社としては、コンサルティング以外の営業実務まで業務領域を広げていますが、なかなか事業計画通りにいかないこともあり、またそこに面白さも感じます。
世の中、ITの普及により営業もだいぶ可視化され、一見十分に科学的に分析・理解されたように見えますが、私見として、「営業を科学する」テーマの答えはまだ出ていません。
若者へのメッセージ
私は中学・高校・大学と卓球漬けの学生時代を送り、高校生の時には四国大会で団体、ダブルス、シングルスの全てで優勝を果たし、全日本 Jr.合宿等にも参加しました。
しかし、一人で努力するだけでは才能を伸ばし成果を残すことはできませんでした。両親や先生など周りの大人が膨大な時間と労力を割いて指導してくれたからこそ、優勝という成果を掴むことが出来たのです。
それは社会に出てからも同じで、上司、同僚、お客様からも膨大な時間を割いて育ててもらいました。優秀な上司や優しい上司、理不尽な上司など、様々なタイプの思考に触れたことで今の私があります。
どのような環境の中でも大切なことはあります。何歳になっても人に教わることは多いですし、どんな物からでも吸収できることはあります。根底にあるのは「自ら学びに行く」という姿勢です。
何もしないうちから「学ぶ価値がない」と勝手に判断してしまうのは非常にもったいないことです。
何でも学べ!