現在の仕事についた経緯

短大卒業後、介護福祉士の資格を取得し、介護業界で約3年間オープニングスタッフとして正社員勤務を経験しました。
その後、母の病気をきっかけに父親の仕事を手伝うようになり、シロアリ業界に携わることになりました。業界の歴史やシロアリの生態を学ぶ中で、彼らが単なる害虫ではなく、地球の生態系において重要な役割を担う存在であることに気づきました。
しかし、現実にはマイホームを守るためにシロアリの駆除が必要な状況が続いていることに複雑な思いを抱えながらも、業界に深く関わる決意をしました。2019年には経理担当者の退職を機にバックオフィス全般(経理、財務、税務、労務)の業務を経験し、元経理担当と繋がりのあった士業をすべて入れ替え、IT化・クラウド化を推進しました。
また、堺高石青年会議所への入会を通じて多業種との交流を深め、業界外の視点から経営を学ぶ機会を得ました。そして2025年2月、父親から事業を引き継ぎ代表取締役に就任し、社名を「株式会社ヤマト白蟻研究所」から「株式会社ホリニシ」に変更し、さらなる成長を目指しています。

仕事へのこだわり

新人時代からのこだわりは、「見えない部分を徹底的に守る」という姿勢です。シロアリ対策の仕事はお客様の目に触れることのない場所で行われるため、目に見えないところこそ誠実に取り組むことを大切にしてきました。
また、お客様に「分かりやすい言葉で伝える」ことを意識してきました。シロアリの専門知識や住宅メンテナンスの必要性は、一般の方にとって難しい部分も多いですが、丁寧に説明することで信頼を築き、満足していただけるよう努めてきました。
経理や財務の経験を通じて、経営者としての視点も磨き、現場とバックオフィスの両面から会社を支えるスタイルを確立しました。さらに、多様な業種や分野と関わる中で、シロアリ業界の枠を超えた挑戦を意識し、会社の成長に繋げています。

若者へのメッセージ

未来は無限の可能性に満ちています。私は「誰もが社会の一員として何かを支え、築き上げている」という信念を大切にしています。自分の仕事や行動が、誰かの役に立つということは、人生における大きな喜びです。
挑戦することを恐れず、目の前の仕事に誠実に向き合い、信頼を積み重ねてください。そして、自分が何を社会に提供できるのかを考え続けることで、必ず自分だけの道が見えてきます。