現在の仕事についた経緯

大学卒業後、積水ハウスに新卒で入社をしました。漠然と起業したいとは考えていましたが、積水ハウスに入社して以来は多忙な日々で“積水ハウスでトップに昇りつめること”だけを考えていました。
その結果、数々の最年少記録を更新し、常務執行役員まで駆け上がりましたが、2017年の地面師事件をきっかけに社内で起こったクーデターにより退職しました。
その後、髙松建設の新規事業として、木造戸建事業を担うタカマツハウスのオファーを受諾しました。
この新事業は、実質的な髙松グループの創業者である髙松孝之名誉会長が「最後の夢」と考える木造戸建住宅事業を短期間で軌道に乗せ、経営手腕を発揮できました。
一方で、恩師である元積水ハウスCEO・和田勇氏の要請により、クーデターを起こした取締役の退陣を求めた株主提案に参画し、二人の恩師への義理を果たすこともできました。現在はタカマツハウスで社員の幸せづくりに向き合い、タカマツハウスの更なる成長を目指しています。

仕事へのこだわり

積水ハウスに入社当初は、常にトップを目指していました。
入社2年目で結婚し、家も購入。家族の為に稼いで恩返ししたい想いが強くありました。その為にまずは何百人もいる同期でトップ、その後は支店やエリアでもトップを目指し、結果最年少記録を更新して目標のトップ成績を収めることができました。自身がリーダー(マネジメント)側になった頃、メンバーには背中で見せることを常に意識していました。その結果、良い成績を収めることができましたが、当時から今でも大切にしていることは、お客様の期待を裏切らないことです。
お客様には、住んだ後も、「この家で、そしてこの担当者で良かった」と思っていただくためにアフターフォローを含め、期待以上のものを提供することにこだわりました。昔から正直・裏切らないでいることを大切にしていたため、お客様にもその信念が伝わっていたんだと思います。
また、マネジメントの立場としても、仕事とプライベートのオンとオフをはっきりとし、厳しさ10倍・愛情100倍のマネジメントを徹底しています。営業成績が落ち込むと自信をなくして落ちこぼれていく社員がいますが、これはそれを放っておく周囲の責任もあると思うのです。日々のコミュニケーションを大切にすることで、落ちこぼれる前に気付いてあげることができます。
応援してみんなで囲い込んでコーチング。成績が良くなったらしっかりと褒める。仕事には必ず勝負どころがありますが、そんな時に日々コミュニケーションが取れていると一致団結して乗り越えていけると思います。
シンプルなことですが、「礼節・コミュニケーション・団結」を重要視することで、湧き上がる組織の活性化に繋がってきた実績を胸に、今後も日々努めて参ります。

若者へのメッセージ

「挑戦なくして成功なし」この言葉をお送りしたいと思います。
人生はとにかく挑戦に尽きます。
挑戦することで困難にもぶつかり、失敗もつきものですが、失敗を恐れていたら成功することもできません。
自分のポテンシャルを発揮するために情報を集め、戦略を練り、モチベーションを上げて、新たなものにチャレンジする。その気持ちを忘れないで下さい。
自分が自分を信じられる努力をして若いうちに沢山の経験を積んでください。
あとは色んな人と出会うこと。出会いに感謝し、義理と人情を重んじる。人脈づくりも人生において必要不可欠です。そこに新たな出会いや学びがあり、そのご縁で仕事に繋がることもあります。失敗を恐れず何事にもチャレンジすることで必ず自身の成長に繋がり糧となります。
迷うことがあったらぜひこの言葉を思い出して、挑戦してください。