現在の仕事についた経緯

育児の気分転換に医療ライターの副業をはじめたことがきっかけです。
もともと文章を書いたり人に説明したりするのが好きだったこと、研究職の経験から文献収集が得意だったことから、やってみたいと思いました。
WEBの仕事は未経験からのスタートでしたが、副業をしていく中で少しずつSEOや薬機法の知識・スキルも学んでいきました。
SEOの観点からサイトの調査分析を行い、チームでトライ&エラーをくり返しながらサイト訪問数やCVを増やす施策を実行していくのは研究と似ている部分があり、とても大きなやりがいと面白さを感じました。
また、この仕事は在宅で仕事ができるため家事や育児との両立もしやすいことから、「この仕事を本業にしたい」と思い、薬局を退職して個人事業主として独立。大手企業さまとのお仕事も増えたことから翌年、法人化に至りました。

仕事へのこだわり

弊社では「文字のチカラで健康とキレイをサポートする」をミッションに掲げ、事業を行っています。
医療従事者として、形は変わっても人々の医療や健康に貢献し続けたいと強く思っています。エビデンスを重視した弊社の記事を信頼していただき、森永乳業株式会社や京都iCAPなどとも一緒にお仕事をさせて頂きました。
今はインターネットで欲しい情報はすぐに手に入る便利な世の中です。一方で、虚偽や根拠のない情報もたくさん流布しています。誤った医療・健康情報に惑わされて、医療機関へのアクセスが妨げられたり、健康被害にあったりしてしまうニュースも数多く聞かれます。
弊社で読みやすく正しい医療・ヘルスケアコンテンツを制作することで、1人でも多くの方の健康を今後もサポートしていきたいと思っています。

また、弊社では研究機関や医療業界の情報発信も積極的に行っています。
たとえば、日本では優れた研究内容や革新的な技術がたくさん開発されているにもかかわらず、その情報が十分に知られていない側面があります。メディアのチカラで研究機関と企業・消費者の橋渡しを行うことで、今後も引き続き医療技術の産業化促進に携わっていきたいと考えています。
さらに、医療業界では近年急速にDX・オンライン化が進んでいます。今はその仕組みが構築されている最中であり、医療現場では医療従事者や患者さまの不安の声が多く聞かれます。DXの概要やそこから得られる医療情報の活用についてわかりやすく情報発信を行うことで、不安が減って普及が進み、少子高齢化・人手不足が加速する日本の医療業界に弊社が少しでも貢献できればと思っています。

若者へのメッセージ

仕事をされていく中で「思うようにキャリアが作れない」と悩むこともあるかもしれません。とくに女性は結婚や出産のタイミングでキャリアチェンジをしなくてはいけなくなったり、仕事ができる時間が限られてしまったりすることがあると思います。
私も、薬局の仕事は楽しかったのですが、「前職の経験は全く活かせないし、また0からのスタートになってしまった」と悩んだことがありました。
しかし今の仕事に出会い、医療やヘルスケアの情報発信をしていく中で、メーカーでの研究経験と臨床経験の両方を積んだことがとても役立つと感じています。
仕事の中で自分が一生懸命に身に着けたスキルや経験は、たとえキャリアチェンジしても、必ずどこかで違う形で活かせる機会がくると思います。
「今はやりたい仕事ができていない」と思っても、あきらめずに前向きに目の前の仕事をがんばって行動していくことで、人生のキャリアの選択肢は増えていくと思っています。