現在の仕事についた経緯

日経新聞記者の頃から金融・財政政策、特に医療保険財政について関心を持ってきました。
その後、医学部に編入するにあたり、持続的な医療の実現のためには、コロナ禍を経て悪化の一途をたどる医療保険財政を改革する必要があると感じました。そのための一歩として、医療の完全キャッシュレス化を実現したいと考え、アガティカを起業し、決済アプリ「玉円ペイ」を開発しています。
将来は玉円ペイで使うポイントである「玉」を第2の通貨のような形にすることで、現在の国民健康保険料と国債に依存した医療財政を変革し、玉を組み込んだ「玉円財政制度」を実現したいと考えています。

仕事へのこだわり

新聞記者、エンジニア、経営者と職種は移り変わりましたが、仕事のスタイルは以下の3つを基本としています。

1. 仕事の本質を捉える
特に若手の頃は覚えることが多い上に雑務も多く、目の前の仕事にどのような意味があるか分からずに、こなすだけになってしまうことも多いかと思います。私は、組織に属している自分が担当している仕事が、組織の中でどのような意味があるのかを俯瞰して捉え、本質を掴んで大きな視点を持って取り組むことを大切にしてきました。

2. 自分の仕事と社会との繋がりを考える
新聞記者として働いている時に特に気にしていたことですが、例え自分が担当した仕事が小さなものに思えても、思わぬ所で社会に影響を与えることがあります。会社の中の論理に捉われず、常に社会の中での自分の仕事の意味を考えていました。

3. 長期的な時間軸を持って考える
これは経営者となってから特に気にしていますが、仕事のことを考える上で、5年10年に留まらず、50年、時に100年以上の時間軸を持つことを大切にしています。自分が経営している企業は自分が死んだ後も残るため、超長期の目線を持つことが必要です。

若者へのメッセージ

若い時は気づきにくいことですが、時間は有限であり、あっという間に過ぎてしまうものです。
人生は有限であることを意識し、自分が人生で成し遂げたいことを早めに決めて、まだ若いから・経験が不足しているからと思わず、積極的にチャレンジすることをおすすめします。