現在の仕事についた経緯

前職の大手M&A仲介会社において、仕事の需要が十分あるにもかかわらず、待遇改善が十分にできず、人手不足で困っていた警備会社の経営者の悩みを目の当たりにしたことがきっかけです。
父が建築会社を営んでいることもあり、私自身、警備員さんたちの重要性を強く感じておりました。しかし、全国各地の警備会社を巡る中で、多くの警備会社が、「人が来てくれない」という悩みをお持ちでした。
そこで、オーナー、従業員、譲受企業それぞれにとって「三方よし」となるM&Aであれば、警備業界の地位向上に貢献でき、人手不足問題を解決できるのではないかと思い、警備業界専門のM&Aアドバイザーとなり、実際に多数の警備会社のM&Aを支援して参りました。
そして、2024年に、より警備会社のオーナーに寄り添ったM&Aの支援を行い、「警備業界と地位向上と発展の架け橋」となるべく、株式会社SECURITY BRIDGEを設立いたしました。

仕事へのこだわり

仕事の際は特に「①誠実である」「②最小の資本と人で最大の付加価値を上げる」ことにこだわっております。

①に関しましては、当社のM&Aに対するスタンスから、重要視している行動指針となります。
当社は“M&Aはあくまで選択肢の一つでしかない”と考えており、オーナー様や会社の状況をよくお聞きした上で、本当にM&Aがベストな選択肢になりそうであれば、ご支援するというスタンスです。昨今のM&Aアドバイザーの中には、自らの高いインセンティブやノルマのために、オーナー様の考えを無視し、何度もしつこく電話をしたり、存在していない譲受希望企業から誘いがありますなどの嘘をついた営業手法を用いたりする者もおります。当社は、そういった「M&Aをさせる」営業手法ではなく、誠実さをもって、オーナー様、譲受企業それぞれにとって「主体的にM&Aを選択できる」機会を創り出すことを心がけております。

②の言葉は、私が新卒で入社した株式会社キーエンスの経営理念となります。
この考えは、シンプルであらゆるビジネスの基本概念といえますが、徹底できている会社は多くはないかと思います。当社はM&Aの検討ハードルを下げるため、大手M&A仲介会社より低価格帯でかつM&Aが成約するまで一切費用をいただかない報酬体系を採用しております。この報酬体系を維持するためにも、少数精鋭で、業務の効率化を徹底し、一人当たりの生産性を高めることを追求しております。

若者へのメッセージ

私もまだまだ未熟で、何か偉そうに言える立場ではありませんが、周りを見ていて、自分の強み、弱み、好き、嫌いをよくわかっている人の幸福度は高そうだなと思うことがよくあります。私自身、高校までは陸上の長距離で実業団に入ることが夢で、陸上一筋の生活でした。しかし、夢破れ、その反動で大学では、サークル活動、交換留学、海外インターン、アイアンマンレース、バックパッカーなどいろんなことに挑戦しました。
大変な経験も多かったですが、そこで自分が知らない自分を知ることができたのは、その後のキャリアでも役に立っているなと感じています。
人生は有限です。自分自身を知り、自分が「幸せだな」と思える時間を増やすためにも、若い時こそ積極的に挑戦してみてください。