現在の仕事についた経緯

大学3年生の後期に、アカデメイヤという学習塾を創業しました。卒業後はソニー企業株式会社に入社し、英語スクールの開校やシリコンバレーのベンチャー企業との事業開発などを経験した後、独立しました。
アイビジョンを創業し、業務形態を変化させながら、大学で教鞭を執りつつ、現在の企業人材教育事業に特化するようになりました。具体的には、企業人材研修や教材開発、海外展開のための異文化マネジメント支援などを行っています。また、社会貢献として、起業支援のための社団法人も設立しました。

仕事へのこだわり

社会人生活の前半20年間は、能力や知力が成功の鍵だと考えていました。尊大な仕事スタイルだと思います。
離婚や価値観の変化を経て、ものの考え方が180度変化しました。「人間の存在は心である」という気づきです。形を作り、見た目が良くても、そこに込められた念が不純であったり、自分(自社)の利益を先に考えていたのでは、心でそれは感じ取られ、長いビジネス関係を構築することはできません。
Self-Secondで、相手のためというより、相手の立場で物事を見る姿勢が不可欠です。相手への愛があるかどうかが、良質なビジネス関係を維持するカギとなります。ビジネス的発展とは愛が広がる姿であると信じております。
あえて、ビジネスのスタイルがあるとすれば、透明な風のようなスタイルを目指しています。そこに存在はしますが、目には見えません。さわやかで心地よい風を感じさせますが、止まってしまえば風でなくなります。止まることなく長く吹き続け、相手に愛を送り続けます。しかし、目には見えないため、風を送っていることも愛を流していることも、相手は心で感じ取ってはいるものの、ほとんど無意識にしか感じられないかもしれません。そのような、さわやかな愛の風になりたいと思っております。
それが心地よいと感じたなら、相手は何らかの感謝を表したくなり、仕事を継続してくれるはずだと信じています。社会人前半の20年は、砂塵を伴う暴風雨だったと反省しています。

若者へのメッセージ

やるべきか、やるべきでないか迷ったら「やる」ことです。やりたいことがいくつかあったら、一番難しいものを選ぶことです。
手を染めるまえに、その活動は相手を発展・繁栄させることができるか、その活動で自分の人格は高まるか、誰か他の人に迷惑がかからないかを考えましょう。
世のため人のためになることなら、諦めないでやり遂げることは可能です。無欲の大欲です!