現在の仕事についた経緯

創業するにあたって、一時の流行で終わるようなものではなく、人のライフスタイルを豊かにし、人々から愛され、長く存続する事業にしたいと考えました。そして、ディスカッションを重ね、「時間の価値を高める事業をやりたい」という結論に至りました。
どんな人にも等しく与えられている時間ですが、その時間をどう使うか、何を優先するかで、その価値は大きく変わります。特に、女性はライフステージの変化に伴い、時間の使い方が男性に比べ大きく変化します。仕事が忙しくなったり、結婚や出産で自由に使える時間が減ったりといった理由で、ファッションを自由に楽しめない場合が多いという思いに至りました。
本来楽しいものであるファッションを楽しめていない女性に対し、どのようにすれば手間をかけずに楽しんでもらえるのかを考えた結果、エアークローゼットが生まれました。

仕事へのこだわり

常に楽しく仕事に取り組んでいます。高く掲げた目標を達成する過程は大変なこともたくさんありますが、仲間と一緒に本気で取り組んで、その目標を達成できた瞬間が私は一番好きです。
法人格という言葉が示すように「会社にも人格がある」という考えから、会社の人格を定義する「9Hearts」という行動指針を創業時に策定しました。その中の一つに「全力で楽しむ」という項目があります。仕事において、社内のメンバーにも“ワクワク”した時間を過ごしてほしいと考えています。すべての仕事には、その組織が実現したい意義があり、その意義を理解できれば、どんな仕事も楽しむことができると考えています。
また、仕事に取り組む姿勢として、常に課題意識を持つことを大切にしています。難しい課題を解決に導くためには、変化することや挑戦することを疎かにしてはならないと考えています。変化や挑戦を通して、自分自身が成長していくことで仕事の幅も広がっていきます。仕事をより楽しみたいと考えるのであれば、自分自身が成長するしかありません。
スポーツでは技術や能力が才能によって左右される要素がありますが、仕事においては本気で取り組むことができれば、誰でも結果を出すことができると考えています。だからこそ、私自身が貪欲に成長していくことが大切だと思います。

若者へのメッセージ

自分がどういう人でいたいか、ありたいかということを真剣に考え、磨いていくことが重要だと思います。何か自分で決めた目標やゴールに対して、妥協して安易に済ませることなく、本気で取り組んで欲しいと思います。きっと、自身が全身全霊で取り組んだ経験は、その人の人生にとって必ずプラスの出来事として印象に残っているかと思います。
また、仕事においては、自分の役割を理解して今の自分が到達できる高さより少し高い目標を自分で設定し、そこに本気かつ全力で取り組めるかどうかが分かれ目になると思います。自分のできる範囲内のことに留まっていては、自分の可能性を拡げることができません。少し難しいと感じることへの挑戦を通して、自身の活躍の機会やチャンスが増えていくと思います。
自分の人生の時間をどう使うかは、自身の姿勢によって決まってきます。仕事に限らず、自分の持てる貴重な時間を、心から“ワクワク”することに使えるようにするために、何事にも本気で向き合うことが大切だと思います。人生の時間は有限だからこそ、その時間をどう使うのかを真剣に考え、自分の人生を大切にして生きてほしいと思います。